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第3話『家に女の子がいる生活』

わかりづらくなってしまいごめんなさい。

更新遅くなってしまいごめんなさい。

 サーシャは俺の家でムーナの紅茶を飲んでいる…

 ヘルオブ達との戦いから1日たった。

 ひとまず情報整理もかねてどこまでの事を知っているか聞いてみる…いろんな意味でね。


「マイツリードのザイサリ領、その最南端にあるポートパート村、それがこの村なのは知ってるよな?」


「えぇ、地名程度なら…」


「分かった…そこは割愛するか… パク… 相変わらず味が無い。水分は多いが。」


 俺は味の無い実を肴に話を進める。


「そもそもなんで黄昏の殺人魔は俺を追うんだ?」


「詳しく知らないけど、彼らにとってクリスは将来的に邪魔になるらしいのよ…」


「サーシャの大事な人にとって俺は重要な人物だからサーシャに俺を助けるように頼んだと…」


「正確には護衛だけどね…それにしてもその実が好きだね…」


「あぁ、味は無いんだが何故か手が止まらなくなるんだよ…不思議な実だよ」


「………」


 静まりかえった。


「ありがとう…」


「え?」


 サーシャがお礼を言ってきた。


「それはこっちの台詞だ…もし、サーシャが居なければ今頃死んでた…」


 実際、俺は何度も死んだわけだしな…


「さてお礼も済んだことだし、これからの話をしましょ…」


 これからって…主な行動予定のことだよね…


「ひとまず、俺の家に居候するって事で良いんだよな?」


「えぇ、あ!もし変なことしたら炎術で火炙りだから!」


 保護対象を火炙りって…


「それは良いとして…いつ、黄昏の怪盗魔の拠点に乗り込むんだ?」


「いつでも良いよ… クリスは来るの?」


「あぁ、力になれるかは分からんが…」


「分かった…」


 ひとまず作戦会議も終わった。

 詳しいことは後日だと思う。


「魔術を教えてくれないか?…」


 やはり初級と中級だけでは、心配だ。

 備えあれば憂いなしって言うしね。


「いきなり?」


 やはり驚くよね…


「駄目か?

 頼む、この通り!」


 おれはべミーの実を取り出す。

 物で釣る…ある意味恥ずかしい。


「教えるのは良いけど… いつ、どんな魔術を教えて欲しいの?」


「黄昏の怪盗魔の拠点へ乗り込む前ならいつでも良い。

 魔術は出来るだけ対人魔術ならなんでも良いよ。」


 やはり対人魔術を得意にすれば何かあっても安心だしね。


「ほら、この国って新興国家だから治安も悪いし…」


 実際、マイツリードの都市付近では、人攫いもあるらしいし…


「なら、適当な日に魔術の特訓しましょ!クリスは見た感じ魔術得意そうだし…」


 お話は終わった。まだ、外は明るい。

 サーシャはさっきのべミーの実を食ってる…さて何をするか。

 玄関から音がした。


「ごめんくださいですわ。アトルーデさんはいらっしゃるの?」


 ナリアの声がきた。

 玄関に出る。


「ナリア、いらっしゃい…」


「アトルーデさん、そこの女性は?」


 やはり訊かれた…


「えっと、この人は…」


 なんと答えよう…困った。

 俺の護衛だ!とか言ったら俺から引くだろうし…

 俺が困って考えていたら、サーシャが俺より早く答えた。


「私はサーシャ、諸事情でクリスを護衛してるわ… ひとまずよろしく…」


「サーシャさん、これから親交を深めましょうですわ」


「ナリア、変に思わないでくれ…サーシャはただの護衛だ。

 詳しい事は今のところ話せない…」


「アトルーデさん、話は分かりました…

 少し良いですか?」


「では、中で話そう!」


 おれはナリアを家のダイニングへと招く。


「それで話とは?」


「アトルーデさん、最近、新興の犯罪ギルドが出来たの知ってますの?」


 ナリアが言ってる事は多分黄昏の殺人魔の事だろう。


「名前とかわかるか?」

 

「黄昏の何とかとか言ってましたわ、詳しくはごめんなさいですわ…」


「良いよ…ありがとう」


 どうも村でも黄昏の殺人魔の噂が広がってるらしい…

 それもそうか…村一の蔵を半分焼いたんだから。


「あ、それとこれをあげますわ…はいどうぞ」


 ナリアがバスケットを渡してきた。

 中身を見てみる。


「これって?」


 中には紫の様な色をした実が沢山入っていた。


「紫野ブドゥの実ですわ…アトルーデさんはこれが好きでわないの?」


 味の無い実がバスケットに入っている…まさか名前があったなんて…


「どこでこの実の事を?」


 どうしても気になったので訊いてみる。


「サーシャさんと丘で紫野ブドゥを肴に話してるの見たのですが、

 確かアトルーデさんがその実をいくつも食べてたので好きかと思い持ってきてみましたが正解でしたわ」


 正確には好きでは無い。気付いたらいくつも食べてたのだ。


「そろそろ私は行かなければですわ…

 さようならですわ…」


「ナリア、お元気で!」


 ナリアの背中を覗きながら夕飯のメニューを考える。


「すごし街に行きたいけど良い?」


「良いけど急にどうした?」


「少し話したい人が…」


 だとしたら村まで行くか… 夕飯の買い物もしたかったし。

 ていう訳で村に行く事にした。


「ひとまずこんなもんで良いか…」


 今夜のメニューは、丸パンと野菜スープ、近くの川で釣った小魚を炙った物、ナリアから貰った紫野ブドゥで作ったジャムです。

 それはさておきサーシャの会いたい人に会おう。

 どうも情報提供者と会うらしい。


「ここよ」


 サーシャがそう言った場所には寂れた宿屋がある。

 村唯一の宿屋で環境はかなり酷い。


「コホッ!ゴホッ!埃がすげぇ。」


 埃だらけのカウンターを抜け階段を上る。

 とある客間に入った。


「失礼します」


 そこには綺麗に整えられ、埃一つ無い客室があった。


「えっと、私はサーシャ… あなたが情報提供者ですよね?」


 そこには痩せた若者がいた。


「お前ってもしかして?」


「クリスじゃねぇか… 最近会わねぇと思ったら、こんな可愛い子と、一緒だったなんてな…

 それは良いとして俺はたしかに情報屋のギールだ… 痩せ鼠とでも呼んでくれ」


 情報提供者はギールだった…かなり意外だ。


「ギールさん、それで情報は?」


 サーシャがギールに訊く。


「そう早まるな。まだ何も持っちゃいねぇ。男女の上手い付き合い方以外はな…」


 ギール…男女の上手い付き合い方なんて知りたく無い…


「ひとまず、ここをこれから情報の受け渡し場にする。

 ひとまず情報は数日ほど待ってくれ…

 情報料は一つマイツ銅貨10枚…これでどうだ?」


「えぇ、交渉成立でいいわ。ひとまず情報が入ったら何かで教えてください。」


「サーシャさん、わかった。ばれない様にクリス宅に手紙で最低限送る…これでいいな?」


「それでは、俺たちはそろそろ帰る。ギールお前は?」


 これだけは最後に訊きたい。


「家へ帰る。こんな埃臭い宿に長く居る気にはならない。それではお開きにしよう!」


「あぁ、わかった。それじゃあギール…元気でな。」


「クリスもな!」


 俺たちはギールと別れた後、家に帰った。


だらだらわかりづらい文でごめんなさい。

誤字脱字が多いと思いますごめんなさい。


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