壁
紫「おはようございます。原田さん・・・?朝ですよ?」
ガバッ。 ビックゥッ!!!
左「ん・・・おはよう・・・。驚かせちまったか?平気か?」
紫「・・・(コクン」
左「さてと・・・、行くか。」
紫「・・・(コクン」
テクテク
中庭のほうに歩いていくと・・・
土「おぉ。原田が朝早ぇの珍しいな。雪でも降るんじゃねぇか?
一条。悪ぃんだが総司と新八と平助を起こしてきてくれ。原田は
近藤さんたちを呼んできてくれ。」
紫「はい。」
左「おう。」
沖田さんか・・・木刀でも持っていこうかな・・・。
テクテク
原田さんは思い切り開けていいって言ってたよな。
と、いうことで・・・。
スパーン!!!
新・平「ん・・・ふぇ・・・?」
紫「起きてください。入隊試験です。」
起きないなぁ・・・。んじゃあ・・・顔に息かけてみるか(黒笑)
新「ん・・・んん・・・。うわっ!!顔近いって!!」
紫「あ、すみません。」
永倉さんは起きたけど藤堂さんは起きないなぁ・・・。
紫「ふーっ(吐息」
平「うわっ!!びっくりしたぁ!!」
新「平助。紫紺ちゃんから離れろよ。固まっちゃってるぞ・・・。」
平「ん?おわぁ!?すまん!!」
びっくりした・・。男の人に抱きつかれるとは・・・。
紫「では、沖田さんを起こしにいってきます。あ、中庭に来いとの事です」
平「ごめん・・・・。一条さん怒ってる?(泣」
紫「大丈夫です。」
テクテク
んー。沖田さんは普通に入ろう。
紫「失礼します。」
寝顔綺麗だな・・・。睫毛長いし・・・。顔が整ってる・・・。
沖「なーに、マジマジと見てんの?」
ビックゥ!!!
沖「そんな驚かないでよ。傷つくなぁ・・・。で?どーしたの?」
紫「土・・・方さんが・・中庭に・・・来い・・・と・・・。」
沖「土方さんが?あぁ、君の入隊試験か・・・。」
紫「・・・(コクン」
沖「じゃあ先に行ってて。着替えるから。」
紫「・・・(コクン」
テクテク
中庭についた。藤堂さんがしょげてる・・・。
土「さて、全員揃ったな。では、始めよう。浅長っ!!」
浅「はいっ。」
土「相手しろ。手加減なしで。」
浅「はいっ!!」
平「浅長くんは強いよなぁ。平隊士の中ではだけど。」
左「・・・(あいつ・・・。どのくらい強いのか・・・。)」
近「では、一本勝負だ!!始め!!」
スッ・・・・。
全「・・・え?」
スパーン!!
近「一本!!一条君の勝ち!!・・・(汗」
平「今、面だったよな?ど真ん中に入ったな・・・。」
土「(つ、強ぇ・・・。)組長と闘ってみるんだ。」
マジか・・・。倒しちゃっていいのか?
沖「はいはーい。僕がやりまーす(喜」
嬉しそうだな(汗)目がキラキラしてるよ。まぁ、勝てるけどさ。
土「全力でやれよ。」
いいのか。では、遠慮なく・・・
近「それでは・・・始め!!」
ガキィッ!!!
沖「クッ!!」
ドカッ!ガキィッ!
沖「(何だこの子は!強い!!)」
紫「はぁっ!!」
スパーン!!!
全「・・・・・・(驚」
近「い、一本!!一条君の勝ち・・・(汗」
新「・・・嘘だろ。」
平「総司が負けた・・・・。」
沖「クソッ!!」
沖田さんが木刀を投げ捨てて足早に立ち去っていく・・・。
周りの皆さんも私を遠目から見ている・・・やっぱり、またここでも
私は受け入れてはもらえない。皆さんの目を見てそう思った。
土「一条・・・まぁ、その・・・新撰組にようこそ・・・。」
近「原田君、一条君を休ませてあげてくれ。」
左「了解。」
・・・原田さんもさっきまでとは気配が違う・・・。
ここなら、新撰組なら私みたいなものでも受け入れてくれるかも
しれないと思ってたけどダメか・・・。
そんなことを考えてたら視界がぼやけてきた。
左「・・・。」