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100日間の世界旅行で見つけた夢と恋のストーリー

これは半分フィクション半分ノンフィクションです。


勉強が全くできない僕はいつものように授業を聞かず窓の外を見ていた。僕の学校は少し山の上にあり晴れている日は海が見えていた。なぜか昔から海が好きだった僕は勉強は全くできなかったがこの海が見れるので学校に行くのが苦ではなかった。勉強が全くできないといっても英語だけはできた。こう見えても帰国子女。産まれて8歳までは父の仕事の関係でアメリカのニューヨークに住み、それから10年間はずっと日本で生活した。そして翌日が高校卒業後の進路の希望を先生に提出する日だった。

家に帰り小さな家族会議が開かれた。もちろん僕の進路のために。

父は放任主義

「やりたいことをしろ」しか言われなかった。

それはそれでいつも寂しかった。

母はそれを見てなのか僕にとても優しいし話しも聞いてくれる。

4つ歳上の姉がいるが家族会議には不参加。理由は姉はずっとアメリカに住み、今はアメリカで旅行関係の仕事をしている。

こんな家族なので家族会議で話しはなかなか進まず自分のしたい事も分からなくなり結局次の日に先生に進路希望の紙は出さずじまいだった。

それから1週間後先生に呼び出され僕は職員室に行った。内容は進路について。何も目標のない自分だったが困った先生の顔を気にし近くの私立大学に希望した。

その夜普段は連絡を取らない姉からLineでメールが届いた。

「何もやりたい事がないんだったら世界一周してみたら?やった人はみんな良かったっていうし何か夢が見つかるかもよ」

母が姉に相談し姉が気を使ってメールをしてくれた感があった。でもその瞬間にビビッときた。


「「世界一周旅行・・・」」


世界の海を見れると考えたら僕の胸が高ぶった。そのいきおいで僕は母に世界一周旅行がしたいと願った。いつも母は僕の話しを聞いてくれるが即拒否された。危険かつ先の見えない旅行にお金を出せないと。

しかしその横にいた父は

「お金はなんとかする、行ってきなさい」と行ってくれた。あのいつも無口な父がその瞬間とても大きく偉大な人に見えた。

それを聞き母は「あなた何を言ってんの?本気?」と母らしくなくあら声をたてた。父は即答で

「世界一周旅行は私が果たせなかった夢だった、ぜひ我が息子に達成してほしい」

と立ちながら言った。それを聞き僕はさらにこの旅行に本気になった。

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