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無知な村人世界を変える  作者: 蚊々
村人生活
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村人思い立つ

 

 ブラックアウトした後目を覚ますと見えるのはまたも村はずれの自宅の天井。


「酒飲み過ぎて死に戻りは無いだろうから運んでくれたのかな?にしてもいい加減デスペナあるかぐらいは調べておかないといけないな。」


 木窓をあけると昼前といった所か太陽は見上げるほど昇っている。軽く深呼吸して二日酔い(ゲームだからと甘く見てはいけない。プレイヤーにとって常識であれば存在するのがフェアリーリングの世界でバットステータスだけ除外されてるとは思えない)にはなって無いようなので寝ぼけ頭に今後の予定を書き込んでいく。


 村の生活にすっかり馴染んではいるが、他のプレイヤーに会ってない。いや正確には村の中や森でも見かけてはいるのだ。しかしこちらから声をかけても一瞥するなり行ってしまうので少し寂しい。

 あいさつも出来ない輩はこちらから願い下げとしても、MMOの最大の魅力は対人だと思ってるのでパーティプレイで仲間作ったり店員、お客として値段交渉したり是非したい。


 それに昨日思いついた事もあって街に向かうのは決定事項だがいかんせん準備が足りてない。


「急がば回れの精神でいきますか」最近独り言が増えてる気がする・・・早く人間と合流せねば




 村はずれの我が家から広場に向かう間にも話しかけられるのはすべて村人さん、すっかり村に馴染んじゃってかなりいまさらだけど飲み食いした代金払ってないけどいいのかな?


「よくこられました神の子よ。こちらの一覧から依頼を受けてください。」

「こんにちわ今日もいいお天気ですね。」

「・・・・・」

「・・ここから選べばいいんんですか?」

「よくこられました神の子よ。こちらの一覧から依頼を受けてください。」


 3日目にして初めてのチュートリアル。広場にいた神官さんはAI低いのかかなり残念な人でした。むしろプレイヤーを呑みに誘う村人が異常なのか。


 チュートリアルはいわゆるお使いクエストで『元傭兵のビッツから話を聞きましょう』や『村長の奥さんに教えを乞う』

 を受けてさっくり終わらせたけど、皆知り合いなのでオクマさんから木工スキル貰ったみたいにクエスト受けなくても教えてくれたかも・・・



 何はともあれ欲しかったスキルー鞭・革細工・調教ーを獲得し二日酔いのオクマさんに捕獲されることもなく無事に森に入れた俺は昨日も戦ったアント達をあっさり撃破。

 そそスキル効果としては、調教は倒した敵を1%の確率で仲間にすることが出来る。で鞭スキルはセットすると、一定動作にモーションアシストが出てあの長鞭をあっさり使える事が出来た。


「ん~振り下ろしにはアシスト利くけどそれ以外は無効なんだな・・払うや巻き付ける事も出来ないし自主練は続けるか。」


 長・短鞭を使い分けたり振り方を変えたりといまや雑魚となったアント種を倒していく内に昨日も来た山の中腹ほどに出来た湖までたどり着く。


「アントもいないし一休みしたら村に戻るかっと釣り?」


 休憩しようかと湖畔に近づくと見た感じ十代前半、VR規定で嘘ついていないなら高校生の少女が真剣な顔をして釣り竿の先、浮きを見つめている。


(釣りもいいな~スキル取ってみようか「オーパッオーパ」な  おhitしたみたいだ)


 何を叫んだかわからなかったが、かなりの大物がかかったのか竿が大きく曲がり水中に飲み込もうとしなっている。


(・・・ちっこい体で竿を操り無理をしないで相手を泳がせ弱らせる辺りリアル釣り好きだな。やべぇオレもこんなファイトしてぇ~)


 素直に感心しつつも声掛けて集中解かせてはいけないので無言で激戦を見守っていると、魚も観念したのか徐々に岸に寄ってくる。


「今日いちゲット~~。」


 少女が渾身の力で竿を立てると盛大な水しぶきをあげながら獲物が空を飛び、その巨体が大きな音をたて少女と俺の間の地面に落ちてくる。


「「ザリガニ~~~~?!!」」


 ザリガニ越しの少女も目が飛び出しそうだが驚いたのはこっちも同じ。ザリガニは腹を上に向けてもがいているが全長3m太いヒゲを含めば4mを越す巨体で真っ赤なボディーのまさにアメリカザリガニ。


「そっちのちみっこ!こいつどうみてもモンスターだけど襲ってこないのか?」


「チビっていうな!魚は釣り上げるとすぐ素材になるんだけどこいつは。。。起きあがったよ。」


 わざわざ言わなくても見えてます。モンスターらしく赤く燃えたハサミを振り上げて威嚇。俺も敵として認識されてないか?

 ワタシツウコウニンネ


「よくわからんが倒すぞ。パーティ申請くれ。」


 ハサミの一撃を喰らわないよう逆時計回りに回り込みながら短鞭を取り出す。「母親に怒鳴られる程アメザリ釣りしてきた田舎育ちのアラサー真の実力魅してやるぜ。」


 側脚?脇に生えてる足に鞭を叩きつけるとピシッたまにビシッと鳴るがよほど堅いのかアントに攻撃した時のようなバシッと小気味いい音にはならない。


「ちみっこも攻撃できるなら惚けてないで手伝ってくれ。このままじゃじり貧だ。」


 ようやく操作が終わったのか電子音と共に現れたパーティ申請を許可。今のところザリガニの正面に立たないようぐるぐると移動してノーダメージだがむしろ一発で即死しかねない。


「チビじゃないっオッサンちょっとまてて    『其れは身を焦がす焚き火の炎其れは心を溶かす暖炉の灯り








 オッ○ンだぁ?巻き込まれ戦闘手伝ってやってる人に対して感謝するならまだしもザリガニ退治より先に愛の鞭喰らわせてやる。



 此の者地を這う舌となり此の者我の敵を焼かん ファイヤーボール いっけ~~』」


 ちみっこに鉄拳制裁お見舞いしようとザリガニから離れ振り向くと巨大な炎が顔の真横を通り過ぎ、数瞬の後爆発音と熱風が背中を押す。


 ギィィィィ


「何考えてんだ当たったら「いいから後ろ。もう倒れそうだよ」」



 絶対 ゲンコツ 落とす



 それから一度だけエビ反りして距離をとってきたが同じように周囲を回りながら攻撃を続けるとザリガニは動かなくなり光に包まれ消えていった。




 っぽーーんlvが上がりました。っぽーーんlvが上がりました。



 ブラウlv5

 鞭LV3調教LV1革細工LV1木工LV2

お気に入りにしてくださるかたも増えて嬉しいかぎりです^^

 ようやく仲間になったのは釣りっ子

次回は「村人行きます」となりそうです


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