本探しの為の本屋探し
そういえば再開したらシレッと日間に入っていました。
御祝儀相場ではありますが、感謝感謝^^
本来の目的である本探しを始めたのだが、一軒目は国内中期偉人書の専門店で木工や革細工の本は一切置いてなかった。
リシカルの街では無数にある本屋の一軒一軒がそれぞれに専門を持っていて、本を見つける為にはまずその分野の専門店を見つけないといけないらしい。いや効率悪すぎだと思う俺は間違ってないよな。
店主に他の店の事を聞こうとしても「うちは本屋で本以外扱ってない。話を聞きたきゃそういう店当たってくれ」で終わりだ。
「虱潰しに探していけばいずれ見つかる……といいな」
2軒目は料理を不味く作る為のレシピ専門店。
3軒目は家族が出来る科学の本の専門店。
4軒目はダイエットを成功させる為の本の専門店。
5軒目は……
分野が細かすぎるだろ!! だいたい2軒目は存在意義が無さ過ぎだろ、客が一人も入ってなかったし需要ぜったい無いね!
店内で思わずツッコんでしまったら般若の顔つきをしたおばちゃんに叩き出された。
怒るぐらい自覚があるならさっさと方向転換すべきだろ。
「木工か皮細工の本ありますか?」と聞き、「無いよ」と答えられ店の扉を閉める繰り返しに何軒目か数える事も止めた。
いかんいかん。今後を考えたらフェアリーリング独自の情報を手に入れる事は必須であろう。
「本屋を探すための本ください」
目に付いた扉を開けるなり聞いてみた。自分でも何言っているかわからない。そんなもの「あるよ」
「やっぱり有るんですか……えっ? 本探すための本あるんですか?」
「あるよ」
カウンターにはまだ若いのに毛根が逃避してしまった店主がいる。
「自分で言うのもなんですが、そんな本存在するんですか」
「うちは捜し物を探す為の本専門店だからね。 あるよ」
速攻買いましたとも。しかしあの店主どっかでみた事あるんだよな、たぶん役者さんだと思うんだけど。
それはともかく、購入した本は街を頁する本に似た黄色の表紙だった。
「とりあえず木工からか。 《模合の廻し方》違う《藻塩百選》違う《もたつかない薬品選び》もたつくかどうかは薬品限定の話じゃないだろ。違う《木工・中級》この店でいいな」
無闇に探すよりは断然楽にはなったものの、それでも本屋を探す為の本で調べるのにかなり時間を使ってしまったが、今必要そうな本は無事手に入った。
生産スキルの為の本屋とはまた別に木材や皮の為の素材の為の専門店がそれぞれあったので、その度に移動しなければいけなかったのが難点だが、結局6軒の店を巡って1冊づつ購入。
ナイルだっけ? 通販で本が買える現代の偉大さは素晴らしいよ。
「せっかく買ったんだから暇な時間にちょっとずつ読もうかな」
購入すればじっくり読み込みが出来る。でもちょっとだけ……
「あぁやっぱ木材にも種類があるんだな」
慌てる必要はない……
「革によって薬品を変える必要があるのか」
そういえば農業高校生達に土地の話しちゃった事皆に言っておかないと……
はっ
いかんいかん読みふけってしまった。気付けば夕暮れ、そろそろログアウトの時間になってしまった。
材木の種類、分布、組み方などそれぞれの本を読み比べしながらだと一冊だけでは分からなかった事が解決できる。図書館で決められた時間に追われて必要な情報だけを調べるより断然役に立ってくれそうだ。
当初の目的であった書き込みだが、木材の種類を描いた絵に木目に沿わない線が書き込まれ、迷路のようになっている。他の本も似たり寄ったりの落書きばかりでざっと見た感じでは使えそうな物はない。ハズレだ。
「皆に説明…… 明日でいっか」
俺は嫌いな食べ物は最後に残す派です。
話とまったく関係ありませんが、模合とは沖縄・鹿児島に伝わる風習で、友人同士月々会費を貯めて飲み会の支払いにあてる仕組みです。
本土の人間からすると「飲み会に参加しなくても金だけ取られるのかよ」となりますが、もっと規模の大きい模合もあり、ちゃんとした人間関係が作れている証明にもなっているようです。




