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無知な村人世界を変える  作者: 蚊々
村人生活
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村人は考えた

 

 昨日はふてくされて寝てしまったが、さすがに自分で選んだ武器が使いこなせないから諦めるのは格好悪すぎる。かといってあの長鞭を自在に操れるまで引きこもってる訳にもいかない。

 会社で仕事をこなしながらも鞭の情報をネットで調べていくと、簡単にヒット。


 拷問道具の情報がすぐわかる現代ってすごいのな。


 職場なので人がいない時にざっと目を通しただけだが《フェアリーリング》で生産出来そうなのはやはり1本鞭。バラ鞭も作れそうだが周囲をドン引きさせるのはおれの精神ダメージが大きすぎるので却下。


 制作方法や練習法を決めながら、扱えそうな鞭の形をイメージしていく。




 ちなみに藤村のヒゲを毟るのは腐った愛情表現ぽかったので代わりに残業押しつけて帰宅。明日は連休なのでゲーム三昧の予定。





「死に戻りは住居に帰還なんだな。まぁ問題ない。」


 こちらは朝だったので予定を少し変更して先に1宿の恩義の為(今後の金策の為)伐採、加工のお手伝いする事にした。。


「オラのお古でよきゃ~持ってってかまわんよ。畑に人いってるんで助かるべや~。」


 木工道具買わずに済んだ。【オクマ大工4】さんはいい人だ。


「そっただちんたらしてただ着く前に夜なっちまうべ。」


 ・・・伐採って山登りしないといけないのな。


「ほらもっと腰で斧振らにゃ。」


 腕ほどの太さの木なのに何回やっても折れない。


「こうじゃこうやって。」


 カーンカーンカーン3発で倒れる。


「くそっこんなはずが。」


「なんじゃスキル持ってないんかい。ついでだこの作業で木工スキルとらしちゃる。」



 ムキになって何度も斧を振るうが息があがってしまって狙いも定まらない。が20回ほど繰り返して何とか1本成功する事が出来た。


「こんなもんは体で覚えるもんじゃ。ほら次いくぞ。」














 汗だくになって伐採した木を麓まで降ろすのに夕方まで掛かった。山の男強すぎる。


 なんとか村まで生還できたが、ここで一日を終えるわけにはいかないので雑貨屋に寄り、なけなしのお金で必要な物を揃えて家で新作鞭のイメージを固める。



「ほんとにレシピないんだな、えっとまずは持ち手になる木材の長さを・・・おぉこれはすごいな。」


 寸法を決めて、いざ木材を切ろうとすると自分の腕が勝手に動いていく。しかもかなりの速さだ。


「生産スキルはこうやって使っていくのか。じゃないと鍛冶スキル持ちは地雷確定か。」


 出来上がった材木に買ってきた革紐を巻き付け編み込んでいく。


「こことここを結んで、おぉ出来た出来た。」


 初戦闘の反省を踏まえ出来上がったのは木材のグリップを含め全長80cmの鞭。かなり細かく、キツく編んだ為に棒の様に直立しているが全力で振り下ろせばしなる程度。


【粗末な革の短鞭】

 初期装備と火力は変わらないが、振り下ろす度にビュっと重く空気を切り裂く音が響いて武器としての効果に期待できる。


 明日のリベンジを誓いつつ、俺を地獄の縁に追いやったあの長鞭を取り出す。トラウマになりそうな出来事だったが、回避力も防御力も無い以上これをマスターしなければ早々に詰むのは目に見えているのでしょうがない。


 ネットで調べた情報を確認していく。


 1 鞭にはクラッキングと呼ばれる技術があり、競技になっている。

 2 競技になるほどの技術だからこれを目標にすれば扱い方の基本は学べるはず。

 3 クラッキングとは鞭の先端が音速を超える時に生まれる衝撃波が破裂音になって聞こえる。

 4 釣り好きな俺はこれをなんとなくだが知っている。


 銭湯で濡れタオルを武器に遊んだ事はないだろうか。原理はあれと同じはず。そしてフライシィッシングでも使われる基本テクニックだ。


 手始めに釣り竿を振るう様に軽く、ゆっくりと鞭を振るい(間違っても自分に当たらないように)鞭の半分ほどにその力が伝わった所で軽く引っ張ると前方に行く力と引っ張られ手前に引き戻される力が先端に集中する。はずだがビビりすぎてうまくいかない。


「これはゆっくり練習するしかないな~。」






 1時間ほど練習して寝床についた。明日は朝から戦闘だ。

読んでくれてる方がいて嬉しすぎます^^

 流れは決まってるのですが、初心者の為ゆっくりとにはなりますが、順次投稿していくのでよろしくお願いします~

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