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無知な村人世界を変える  作者: 蚊々
出稼ぎ生活
28/45

はじめは月曜日

 


 休み明けのダルさを振り切り、仕事・・・もしながら、日用大工のサイトや鞭をググっていく。ファアリーリングの攻略サイトは、攻略よりも某が新しい生産品作った。とかこんな技が出来た。て情報が多すぎて纏めとしては機能してないので、娯楽としては楽しめるが自分のスキルを有効利用しようと思うと、上記のサイトの方が役に立つ。


 俺のPCをコーヒー片手に覗いている戦闘スキル特化の藤村は、PTの人間が生産している姿に感化されて、生産スキル『陶工』を取ったと、どや顔。変なスキル取ったなと、思う反面お互い何がしたいのかわかってしまうのが付き合いの長さか。





 ログイン。今更だが、完璧ハマってるな。



 すっかりインする時の浮遊感にも慣れ、見渡すとログアウトした馬車の中。後部の布を手で押し開けると、林と言うにははばかられる程度の木々に、正面には小さな泉がある。どうやら移動したらしい。


「よう。一番乗りはヒメアか。」


 学生のヒメアが始めに来て、海岸線沿いにそのまま西に進んだ所、木々の合間から湧く泉を発見した様で今は釣り糸を垂らしていた。


「キノコあったから休憩。ここは空き缶や長靴ばかり釣れる駄目な釣り場。」


 お冠のご様子。水さえ溜まっていれば魚がいるって訳でもないんだな。2人になったのでここからは戦闘をしながら移動する。ヒメアと肩に乗っているのがペットのアゴっち、俺とアメザリが並んで歩き、その後ろから泥啜りが幌馬車を引いてついてくる。左には海がありそこから少しあがると今歩いている平原。魔物が出ることを考えなければ、ピクニックにでも来たような至極平和な風景。


「ヒメアは何でフェアリーリングを・・・まぁ釣りだよな。」


 ルーにも聞いた質問をぶつけようとしたが、言いながらヒメアの目的は一つしかなかった事に気づいた。


「だねぇ。釣り好きって色々タイプがあるのよ。とにかく数釣りたい人だったり、1年通って1匹釣れればいいから大きい魚を釣り上げたかったり。私は沢山の種類を釣りたかった。でも学生だとカナダでトラウト狙うどころか、国内移動するのも大変だからせめてゲームでって。」

「じゃぁいつかは船つくってGTばりの大物も狙わないとな。 よっと」

「『サンドボール』  釣りゲームと違って、現実じゃありえないのが釣れるからこのゲーム面白いね。人より大きいザリガニ釣れたりするし。」


 チュートリアル用の村で、いきなり泥啜り釣り上げた時は俺もビビった。魔法使いとしても巧いから、強くなっていけばそのうち龍とか釣り上げて、PTを驚かせてくれることだろう。

 雑談を交えながらロンリーウルフを倒していくが、もうこいつらを倒しても大して経験値も入らなくなってしまった。始めてあった時は遙かに格上の敵だったが、鞭との相性がよく、捕獲目的で乱獲してPT内のLV上げに大きく貢献してくれた有り難いモンスター。

 それ以外でこの辺りに現れるのは『シーキャット』そのままの名前だが、家猫に翼が生えた敵で海岸線に近いと襲ってくる雑魚。右手側の木々が深くなった林に生息しているのが『ポイズンワーム』緑色で泥啜りぐらいの大きさの芋虫。これが毒の染みた糸で絡めとってくるわ、体力が高いわで極力林には近づかない様にしている。更に奥からかすかに地響きが聞こえるので即死級の敵がいるらしい。


「地平線しか見えないけど、このまま西でいいのかな?」

「だろうな~ルーの地図では西に進めばまた海に出るらしいから。そこからは地形みて決めよう。」


 南にあった海岸は大きくせり出した半島が塞ぎ、西に延々進めば海にぶち辺り、北には地響きの元凶となる敵の生息地。北の敵と戦う可能性を考えると、その危険性に気が重くなる。

 さすがに徒歩で見飽きた平原を進むのも、格下の敵と戦い続けるのも効率が悪いので、仕事を終わらせてインして来た藤やんも含めて幌馬車に乗り込む。軽快に速度をあげる馬車なら、かなりの距離を稼いでくれることだろう。


 もはや部屋といっていい馬車の中で、ヒメアからリアル宿題を質問されたり、答えられずにスルーして生産をしたり(藤やんが新しく取得した生産は設備が大きいらしくベットでごろ寝)と各自ヒマを潰すが、たしかに純戦闘スキルだと遊ぶ為にゲーム始めてもこの長い移動時間は苦痛にしかならないよな。運営か生産品で移動アイテムできるのか?飛行モンスターは捕獲しても、システム上騎乗できないらしいので街にあるダンジョンを攻略する頃にはなんらかの救済は出来るとは思うが。



 幌を出ると、平原にはポツポツと桜の様な樹が自生していた。ソメイヨシノよりは色が濃く、夕日に染まったその景色はここがゲームだと忘れる程美しい。


 何気に夜の戦闘初めてなんだが、出てきたのはロンリーウルフとスパイクバットの混成。『スパイクバット』爪の部分が大きく尖り、しがみついてくる時にダメージ、噛みつきで継続ダメージ、引き剥がす時に追加ダメージ。と地味にいやらしい攻撃パターンを持っている。


「『~~其の熱で彼の者を内から焦がせ ファイヤーショット』大成功っ」


 ヒメアが竿杖を大きく振ると、細かく動くスパイクバットに釣り針が刺さり、その瞬間体の中から炎をまき散らし墜落する。知らないうちに凶悪な魔法作ってやがる。


 スパイクバットの皮膜でマント作ったらかっこ良いかな?テッカテカに黒光りしてヒールっぽくね?と、今更だが厨二病をぶり返しつつ鞭を振るいロンリーウルフを撃退。小型の魔物はどれだけ素早くても飛びかかってくる時には直線の動きしか出来ないので、蜂の大群で鍛えた俺たちにはカモでしかない。美味しくいただいちゃいました。



 ヒメアが落ちる時間になったので、イベントリからキノコを取り出し地面に植える。すくすくとフェアリーリングが育ち、周囲が非戦闘地区になったので、ここをキャンプ地とする。


 なんか周りから冷たい目線が・・・言ってなかったっけ?ヒメアも新魔法隠してたし、オレ間違ってないよね?

この先かなり難産で止まってしまってます・・・文章にするってむずかしいですね~~

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