西高東低
「ぬぅ調教スキルいらない子扱いされてる・・・ん?隠匿してるのかな?」
各自の装備を整え解散。就寝起床したはいい物の、男やもめの一人暮らしの連休は忙しいようですることがない。
掃除、洗濯、今の時期だと冬服出してと必須だけどもしなくても何とかなってしまう事ばかりで今みたいにゴロゴロネット観てるうちに夕方になりDVD観たり行きつけの店に呑みに出たりーちょっと仲良くなった女性がいればそのままもう少し仲良くなったりもするがーで気付くと一日が終わってる。そんな物だろう。完璧な男を基準にしてはダメです。
「このままだと悪い方に考えがいくな。こういう時はさっさとログイン(ニアイコール現実逃避)」
日常となってきた木こり生活。マジ必須です。
戦闘するようになりより完璧にMMOにハマってしまったらしい木蓮、ルー。お気楽中学生のヒメアとロックウェブの先をちょっと探索してからーこの探索でも発見があったがまた後でー、東の街『ヒルトップ』に行ったものの即Uターン。えぇ店舗価格がすさまじく高かったです。
最低価格で10万。どれぐらいかと言うと、俺の全財産が5千弱。生産トップらしい木蓮はなんとか貯まってるらしいが、もう少し上狙うらしいです。雲上人だったのね・・・
「おい聞いたか。オークション・・・出品・・・・てよ」
「マジで。俺・・・・おうかな。」
「・・・+・・・」
天は我を見捨ててなかった。かなりショボクレてヒルトップを歩いていると雑談が漏れ聞こえて慌ててメニューから確認すると、
『アメザリ(笑)+1』
説明文~略~
参加人数 26人
現在の価格 5881s
入札件数 63
残り時間 12時間27分(現実時間)
昨夜出品したアメザリが全財産超える値段付いてる。
今プレイヤーが乗ってるほとんどが始まりの街やここでも売られてるラバと馬の中間て見栄えの寸胴の馬の値段が5000s。後は調教スキル持ちが捕獲してきたバッタや巨大ナスに割り箸刺した牛。
+1の部分は、調教スキルlv5から出きるようになった『調教』基本一番近い敵に突っ込む魔物を『調教』して戦闘用コマンドを
アメザリ(笑)
戦う 戦う
無し →命令された敵に攻撃
移動コマンドに
歩く →走る
止まる 歩く
無し 止まる
と書き加えただけ。
正直『人と同じはイヤだ』『アメザリ・・・ナツい』層に売れればいいかと思ったが、これなら勝つる!
とあちこち走り回って、村に戻って木を切り倒してると。こういうのなんて言うんだっけ西高東低?多分そんな感じ。
端折りすぎてるな
3人と合流しロックウェブの先のフィールドに行くと、体が動かなくなり視点が急に変わる。BGMが流れムービーが始まる。
その視点は空。慣れ親しんだ村の上空から初めての時通った土道を高度スレスレで進み初めの街『ベレーガ』。カットが変わり『ヒルトップ』『ロックウェブ』恐らく残った西の街の映像が流れ、そこで声と文字が浮かぶ。
ー矮小なモノよー
ー自らの非力を知りその地で生き絶えるがよいー
次の映像は街のその先。道の無い平原を群で走る凶悪な顔をした魔物。人の手の加わらない深き森で奇声をあげるゴブリンの王。火山をバックにこちらに向かってくるドラゴン。光も届かぬ水の底、陰影で一瞬見える巨大な尾ヒレ。
ーここよりすべて我らが魔物の世界ー
ー理を知らぬモノよ我が贄となれー
その言葉でムービーが終わり、自分の体が動くようになった。同じ映像を観ていただろう仲間達も手足を動かしている。
「ここからが物語本番みたいだな。」
「いつかあのデッカいヒレ付いたの釣り上げます。」
「RPGて面白そうですね~×2」
今すぐ釣り上げるって言わない辺りヒメアはわかってる。きっと映像に出てきた魔物は現状いくらlv上げても数百人集めても倒せない敵。それでもアップデートし、キャップ解除して攻略を進めていけばいつか会える。
なるべくストック切らさないよう書き進めますが、次は今日中?夜に出せるとおもいます~




