地下都市ロックウェブ
家老蜂を撃破した俺たちは縦穴脇にある螺旋階段を降りながら地下都市『ロックウェブ』に降りたった。
ロックウェブ。円形に空いた縦穴の真下に植物製オイルの浅い池がありその中心にお馴染みにフェアリーリングが生えていてさっそくホームポイント設定。 アロマオイルなのか爽やかな香りと頭上からの光を反射させ、周囲に掘られた人工的な洞窟も明るい。
「おっちゃん 他にはないこの街だけのお勧めって何かある?」
「色々あるが一番の自慢はオークション場だな。後は採掘所で鉱石と良質な石が掘れるし細かく巡れば面白い物も一杯見つかるぞ」
「あんがと ちと見てくるわ」
NPCから話を聞いて、オークション場に向かう。ちなみにキノコ料理の名店も聞き出しておいた。よだれが
会場の見栄えは映画館みたいで並んだイスの先一段高くなった壇上がありスクリーンには
『商品名 開始価格 最高値 落札時間』と表示されているが、出品は0。まさかと思ったが、プレイヤー誰も来てないのか
お次は採掘場には目を輝かせたルーだけが行く事になり、同じく輝かせたヒメアは海に出漁。残った3人もばらばらに別れ街を探索し1時間後集合となった。
「単独行動って久しぶり・・昨日夜の村行ったか。まぁ奥進んでみるか」
試しに出品してみた後道具屋で買い物をし、ぽつぽつと光キノコが生え薄暗い道を進んで行くと粗末な小屋や、穴に直接扉がハメられたいわゆるスラム地区に入り込む。
「これだけ入り組んでると帰れるか自信ないな。街の中で帰還魔法って格好悪すぎる」
「兄ちゃん余所者だね。こんな場所まで何の用だい?」
「目的ってより情報集めだな。何かあれば教えてくれるとありがたいな」
「情報の価値わかってるみたいだな ほれ」
ほれ じゃねぇよ。男が差し出した手に小銭を落としてやると、にんまりと笑い手招きしてくる。
「毎度 ここにはジャンク屋や中央部にはない店もあるが、それより見せたい物がこの奥に。ここは自然にできた洞窟と繋がっちまって危ないってんで封鎖されたエリアなんだが この道を通っていくんだ。」
途端に狭くなって頭をぶつけないようしゃがんで進むが、指し示された場所は更にヒドい。wayがないよwayが
這い蹲りもはや泥だらけ、もしこのキャラが強盗とかだったらどうしよう。この体勢でやられるのは勘弁して欲しい。と着いたか。
「ここが目的地だ。どうだ立派なもんだろ」
たどり着いたのは直径50m程度、頭上はドーム状になった広場。そこに先ほど通路にあった光物や巨大な赤い物や水晶で出来た様な物と様々なキノコがびっしり生えている。
「神秘的な場所だ。何十万といる中で俺がこの景色を初めてみたただ一人のプレイヤーだと思うと来た甲斐があったよ。」
心おきなくその景色を堪能した後、記念に水晶の様に透明なキノコと、そこらじゅうに生えていたありふれたキノコを丁寧に採取し帰還魔法で街の入り口に戻った。ここは仲間達にも秘密の場所にしよう。そんな所が一つぐらいあってもいいはずだ
あぁ案内人は・・・いけたんだからかえってこれるだろ。




