おやすみ
本日分です。
明日から、GW……。更新回数、増やします。
「つまり……姉様はフィンとフィカに殺されちゃって、しかも姉様のせいで、クレーシア王家の一族が途絶えた、と」
……やばい。
聞いたのが2年前だから、あまり気にしてなかった、姉様の前世の行いが!
クレーシア王家、終わっちゃうの?
というか、あの天使2人、姉様、殺すの?
そして、私のことが好き?
……はい?
困ったな。私の目標に、王家の崩壊防止が加わってしまったよ!
それに! コウ? コウってあの人だよね?
あの今日会ったばっかの護衛騎士!
「コウって、私の護衛騎士の?」
「……会ったの? 前の時、ファララと会ったのは、8歳の時のはずだけど。」
俯いた姉様が、ぽつりと問いかけに返してくれる。
「もしかして、前の時王城に行かなかったから?」
「多分、ね」
姉様が短く答える。
「ねぇ、姉様? 姉様って、フィンの事どう思ってたの? それから……フィンとフィカが私の事好きっ……これは今度、詳しく」
「フィンの事は、苦手」
だった、じゃなくて、苦手。今もなのか。
自分を殺したから、当然か。青いの……について、聞こうと思ったけど、分かりきっている。
今も好きなんだろう。青いのの事は。
はぁ、昔は青いのと姉様結婚すれば、姉様と家族になれる! って思ってたけど、今は青いのじゃなくて、もっといい人見つけて欲しいな……。
「……ごめん、ファララ。もう夕方だし、夕飯はそろそろ、持ってきてくれるからいっしょにたべよ。」
そう言って弱々しく笑った姉様は何処かに消えてしまいそうで。不安になった。
「ねぇ、姉様。……今日は一緒に寝ない?」
私達のベッドは自分達の部屋にある。
だから、寝るのは別々だ。この共用スペースにあるのは、ソファと机、本棚くらい。
他の部屋は、浴室、別々。衣装部屋、一緒。ダイニング、一緒。それでも、共用のところも多いけど。
「いいよ」
☆★☆
「それじゃあ、おやすみ!」
私と姉様は今、私の部屋のベットの上に座っている。お揃いの寝間着を着て。
可愛い。真っ白な服に、赤と青のリボンが付いている。
完全にお揃い。
この服は、どっちも白基調。そして、部屋着は、黒基調。
外着は、姉様、黒。私、白。
本当に服が、2人でよく見たが全部可愛い。アンリと姉様の侍女、リンダが選んだものだ。センスがいい。
ちなみに部屋に置いてあった、マスターキー指輪は、付けたまま寝ることにした。
そしたら、寝てる時に誰か入ってきても、気付ける。
「ふふっ、おやすみ。ファララ」
2人で横になり、電気を指輪で出来る遠隔操作で消す。
この指輪、やばい。
この調子だと、師匠からの贈り物の短剣にも何かありそう。いや、絶対ある。
持ってきてるし、明日、荷解きをしよう。
「……おやすみなさ、い。ねえしゃ、ま……」
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