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ネックレスの秘密と城探索


本日分です。


「それでね、ここが図書室!」

「ここが、物語のところねーで、ここが勇者様伝説!」

「あのねー、この本棚はねー、扉付いてて鍵かかってるでしょ!」

「ミミリス様のネックレスがないとあけられなくってね、お父様とお母様、それとレオンしか入れないの!僕らはねーあとちょっと大きくなったらね、ネックレスくれるの!」


……ミミリス様のネックレス?って、あれ?


私とフェリ姉様が持ってるあのネックレスの事だよね?この場所の鍵になるの?


「師匠……ミミリス様は王家の方々にネックレスを渡しているんですか?」

「そうそう! 10歳になったらくれてぇ」

「王族が死んじゃったらミミリス様に返すのー」


なるほど。

そうすることによって鍵を複数持っている王族が出来ることを防ぐのか。


「あの、私とフェリスは王族じゃないのに、ネックレス持ってるんですが……?」

「? フェリスとファララは王族の親戚で、ミミリス様のお眼鏡に叶ったんでしょ?」

「だから、ここ見てもいいの!」

「そうなんですか……?ミミリス様の権限凄いですね……。ありがとうございます、フィン、フィカ。2人は物知りですね」

「僕達、物知り〜!」

「僕達、凄い〜!」


……くぅっ! 可愛いっ!


それにしても、このネックレスこんな効果があったのか……と、服の上から隠してあるネックレスに触れる。

そういう権限あるなら、怪しまれないためにも出していた方がいいかなー。


鎖を引っ張り、赤い石を襟元に持ってくる。普通のネックレスなら子供が、2年つけていたらちょっとは傷が入るだろうが、師匠からのプレゼントには傷一つない。

さすが最強の魔女からの贈り物。

それにしても、フィンとフィカは師匠のこと様付で呼ぶんだ。


……なんか、最近ジャムの蓋開けられない所とか階段から落ちてる所とかばっかり見てたから、師匠が最強の魔女ってことを忘れかけてた。


私は一応、まだ師匠の……ミミリス様のファンだけど。

かっこ悪い所と同じくらい、かっこいい所も見てきた。ノーヴィン領を襲おうとした魔獣の群れを秘密裏に倒したり。食糧難にならないよう、気候を操作したり。



メノウラーネ家は勇者の家系。


ノーヴィン家は従者の家系。


これは私の予想だけど。アイレーヴェ家にも何かありそうだと思う。


ここまで、初代王、最強、勇者……。


まだ何かあるとしか思えない。


アイレーヴェ家は何の家系かな?


……精霊の愛し子? 騎士? 魔術師?

多分この中だと、魔術師の可能性大だな。

姉様、凄い魔術上手いし。まぁ、精霊の愛し子ってのもありそうだけど。姉様の精霊からの愛され方は愛し子の中でも、異常らしいから。




いつか、最強への道でわかるといいな。




☆★☆






「この部屋はねー、調合室!」

「へやにあるもののなかにねー! 指輪があるはずなの!」

「それが、マスターキーの役目なの!」

「フェリスとお揃いだから、大事にしてね!」


倉庫、薬草園、医務室、研究室、調合室……。


なんか医類系多いな。

そして、ネックレスに、指輪型マスターキー。


私と姉様のアクセサリーが増えている。

しかも、普通のじゃないやつ。そして、マスターキーって。5歳児になんというものを。

ここ、本当に王城?



でも、ある意味妥当なのかなぁ。

滅多に出てこない世界最強の弟子。

しかも、片方は勇者様の末裔で全適性。もう片方は魔術師の素質があり精霊に異常なまでに愛され基本死なない精霊の愛し子。どちらも規格外だ。



こっちの世界の常識を2年間学び続け、こっちの世界の人たちより、知り尽くしている私はそのやばさがわかる。


姉様に至っては滅多な事では死なないからね。


崖から落としても刺しても燃やしても沈めても死なないって師匠が試して結果出してた。


試したんだよね。あの人。拷問のような真似を幼子に。マジサイコパス。


まぁ、ノリノリの姉様も姉様だけど。精霊が守ってくれてるって無敵なんだな……って思った。



そのあと城の部屋を見て回り、フィンとフィカと遊んで部屋に帰ると、姉様と師匠が待ち構えていた。





最後まで読んでいただきありがとうございます。

ブクマ、評価よろしくお願いします。



水月とファララの性格が違いすぎるのは、

水月+この世界で2年間育ったファララの性格になっているからです。


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