不機嫌
本日、2話目……。遅くなりすみません。
「皆様揃い踏みで、なんのお話でしょうか?」
メリルリーファとの時間を邪魔された私は、不機嫌だと見るだけでわかる顔をして、お父様の部屋の扉を開けた。
「ファララ。アオバの進路とグレンのことについて話があるんだ」
「話ですか? 話すことはないです。メリルリーファのところに行っても?」
「ファララ! ふざけるな!」
本心からの言葉を言うと、怒鳴られた。反省の色がない。
怒鳴ってくる方も。お父様達にバレないよう、睨んでくる方も。
もう姉様とメリルリーファがいるし、この2人が出て行っても寂しくない。
上の方は、まだ大丈夫かと思っていたが、この2人に愛されるのは諦めた方が良さそうだ。
「本心からの言葉だったんですが。お父様達はともかく、妹に惨めに負けたからといって、年下の女の子に怒鳴ってくる赤いのと、その貴方の言葉を肯定する、そこの青いのと話すことはないです」
青いのと赤いの。師匠が使っていた2人の呼び名である。
これでお父様達にも私がこの2人のことを嫌がっているのだと伝わるはずだ。
「赤いの⁈ 妹のくせに兄に向かってその言い草はなんだ!」
この赤いの、本当に7歳か? 前の妹……美亜にそっくりな話し方だ。妹だから許せたが、妹のくせにと言うなら、青いのは兄のくせに、だ。
「赤いのさんは兄のくせになんなんですか?」
これでも我慢できていたら、姉様の言うとおり話だけでもと思っていたのだが。
……話したくないから、わざと煽ったのか、って聞かれると答えにくいけど。
「ファララ。アオバ。グレン。仲直りをしないか?」
「無理ですよ」
「そもそも、僕は関わってないんですが」
おい、青いの。わたしのこと睨んでたくせに、なぜ無関係と言える⁈ なによりあるだろ!
「バケモノと仲良くなんて、したくない」
おい、赤いの。お前もか。妹をバケモノ呼ばわり……。別に構わないけど。
私も仲良くは無理だと思う。
各々の無理だろオーラもとい、知るかオーラを感じ取ったお父様とお母様が困った顔をする。
……うぅ、心が痛むぅ。
でも無理ぃ……!
「ファララ、どうしても無理か」
「無理なのは私じゃなくて、青いのと赤いのでしょう」
「……そうか」
それっきり黙ったお父様達にちょっと不安になった。嫌われたらどうしよう……。
しばらくの沈黙の後、お父様が衝撃的な事を訪ねてきた。
「ファララ。実は王家とミミリス様から、ファララとフェリスを預かりたいとの申し出が来ている。時間は学園入学まで、だ。どうする?」
……師匠だけじゃなく、王家からもですか……!
しかも、フェリス姉様と一緒に⁈
読んでいただきありがとうございます。
ブクマ、評価よろしくお願いします。
ファララの性格が、第1章と第2章で随分変わっているのは、フェリスとミミリスが訓練をしてる時、滅多にない失敗をしても、怒らなかったり、慰めてくれたため、不安がなくなったからです。




