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第30話 クリスタルケイブにて その4

‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐

種族:ミスリルゴーレム

系統:物質系

状態:普通

LV :12/70 

HP :4504/4504

MP :3289/3289

攻撃力:10648

防御力:15066

魔法力:4336

魔防力:10706

素早さ:2409

ランク:A

攻撃系スキル

「全力攻撃:LV7」「拳術:LV6」

魔法系スキル

「土魔法:LV6」

技能系スキル

「魔力感知:LV5」「魔力操作:LV5」「空間把握:LV6」

「修復:LV5」「MP自動回復:LV5」

耐性系スキル

「物理耐性:LV7」「魔法耐性:LV6」「状態異常無効」「苦痛無効」

ユニークスキル

「ミスリルボディ」「硬質化」「超硬質化」

称号

「迷宮の主」「人族殺し」


‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐



 うおおお!?防御力と魔防力がヤバいぞ!?

 HPとかは低いが、この防御力やばいな。

 多分、シャープとスーパーホーンの攻撃は耐性も相まって殆ど通らない。


 それを踏まえると……。



『シャープ!スーパーホーン!二人は注意を引いてくれ!

俺とフラードがダメージを稼いで倒す!』


『それが最良じゃのう!』


『おけーマロ!』


『お任せアレ!』



 フラードが俺の指示に同調する。

 シャープが「氷柱弾」を、スーパーホーンが風魔法で攻撃する。

 が、やはり氷柱は接触と同時に折れてしまい、

 魔法を受けてもビクともしない。


 あの防御力と耐性じゃ、普通に攻撃しても俺の攻撃も殆ど通じないだろう。


 魔眼を使おうにも「状態異常無効」のスキルがあるから、

 恐らく無意味だ。単純にステータス同士の殴り合い。

 なら……。


 

『ハアッ!』


『うむ。それが良い!』



 俺は"気合法"を使う。魔力を消耗するがステータスを底上げできる。


 フラードはどうやら"気合法"だけでなく"魔戦法"と"竜闘法"まで

 同時に使っているらしい。鑑定は遮断されるので

 どうなっているのか分からないが、かなり圧力がヤバい。


 見てはいけないようなものを見た気分になったが、

 気を取り直してゴーレムに突貫する。  


 素早さは圧倒的に勝っているので、一気に背後を取って

 水魔法"ウォータージャベリン"を撃ち込む。が、浅い。やはり苦しいか。



『アス!奴を最短で倒すには一気に焼き払うしかない!

息吹(ブレス)に入る!少し時間を稼いでくれ!』


『了解!シャープ!スーパーホーン!』


『アイアイさー!マロ!』


『ハァァァァッ!!』



 神龍眼で視た情報から戦略を練ったらしいフラードの指示を実行する。


 シャープの氷柱弾と水魔法が連続で撃ち込まれ、

 背後から俺とスーパーホーンが光魔法と風魔法を撃ち込む。


 しかしそれを気にすることもなくゴーレムは腕を振るってくる。


 ちょっとは怯めよ!


 その時、カウンター気味にスーパーホーンに向かって強烈なパンチが放たれた。


 速いッ!間に合わないかッ!


 パンチがスーパーホーンに入る瞬間。


 いつの間にかスーパーホーンの前にまで移動していた

 シャープが咄嗟にその間に割って入った。


 バキバキバキと氷柱が砕け散り、シャープの体力が急速に減っていく。


 スーパーホーンもシャープのクッションがあってもなお

 甲殻に拳が叩き込まれヒビが入っていく。


 ……おい。


 このクソゴーレムがァッ!!


 シャープとスーパーホーンを殴り飛ばされた

 光景を見た俺は思わず魔力を解き放つ。



【条件を満たしました。スキル「バーサーク」を獲得しました】



 その魔力を感じ取ったゴーレムが

 こちらを警戒するかのような素振りを見せる。


 その間に俺はシャープ達のところに駆け寄り、治癒魔法を何度も施す。


 どうにか体力が危険域を脱したのを確認して、俺はゴーレムに対峙する。 



『覚悟しろよ。シャープとスーパーホーンの借りは、今ここで返してやる』



【称号「下剋上」が発動しました。

現在行われている戦闘中に限り全ステータスが強化されます】

  

 

 何かが頭の中を駆け巡ったが、今の俺は冷静ではなかった。

 俺は"竜闘法"を使う。全身が竜の鱗に変質し、覆われていく。


 俺は駆けた。そのスピードは一瞬でゴーレムの背後を取る。

 何の捻りもないデタラメな全力の蹴りをゴーレムの背に喰らわす。


 バキバキバキッ!


 鈍い音を立てながらゴーレムの背に少しヒビが入る。

 そこにすかさず突進を喰らわせる。


 バキキッボキィッメキッ!


 グッ……。身体が……。

 ゴーレムに突進した衝撃に耐えきれず鱗が砕け

 自身の骨から嫌な音が響くが、その分ゴーレムのヒビが広がり、体勢を崩す。

 俺は痛みを堪えて魔力を練り込む。



『そこだァーッ!!』


 

 光魔法"シャイニーレイ"を撃ち込む。

 それはヒビ割れたゴーレムの背を撃ち抜き、貫いた。


 そして貫通した胴体に立ち直ったシャープが氷柱弾を、

 スーパーホーンが風魔法"風刃"を放つ。


 胴体のヒビがそれによって広がっていく。 



『アス!離れろッ!ブレスを撃ち込むッ!!』


 

 そこにフラードの念話が響く。

 俺は咄嗟に距離を取り、ゴーレムの片足に

 "ウォータージャベリン"を撃ち込む。

 水の槍が足を貫き、地面に突き刺さる。


 片足が固定されたことで身動きが取れなくなったことで、

 動けなくなったミスリルゴーレムにフラードのブレスが炸裂する。



「ガアアアッッ!!」


 

 フラードの全力の"ダークブレス"が撃ち込まれる。


 膨大な量の闇属性の魔力の塊が広範囲に解き放たれる。


 その衝撃波はゴーレムのパンチの勢いなど比ではなく、

 何の支えもない俺やスーパーホーンは

 その勢いの前にアッサリと吹き飛ばされた。


 シャープが全身の氷柱を地面に突き刺し、

 防御態勢を取ることでどうにか踏ん張っているのが見えた。


 そのまま吹き飛ばされた

 俺の視界は膨大な闇の魔力の渦で見えなくなった……。


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