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第13話 二回目の進化

【進化先を選択してください】



 うおっ!?

 頭の中にかなり強い口調のような物を感じる情報が

 入って来て、少し驚いてしまった。

 フラードも少し俺の様子を気にしている感じだ。



『アスよ。何かあったのか?』



 俺はフラードに、魔石によるレベルアップで

 進化ができるレベルになったことを伝える。



『ほう。アスの進化か。どうなるのか見物よのう!』



 フラードはかなり期待した目線をこちらに向けている。


 ……さて。一度目の進化の時は、あまりの激痛で意識を失ったせいで、

 二度目の進化、と言っても実感が湧かない。

 俺は進化先を表示する。どうやら二種類あるようだ……。



‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐

【進化ルート】

【ハイドロホース】(ランク:A 備考:通常進化) 

【アクアライトハクニー】(ランク:B 備考:突然変異)


【現在】

【アクアホース】(ランク:C)         

‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐



 ふーむ。通常進化でAランクのハイドロホース。

 ……そして、「突然変異」のアクアライトハクニー。


 ……称号の「突然変異」って、こういうことなのだろうか……?


 さておいて、もう少し進化先の情報を知りたいので鑑定を使う。


「ハイドロホース」

 Aランクの馬型の魔物。魔獣系。

 水魔法に優れており、汚れた水を浄化すると言われる。

 比較的温和な性格で、清らかな水を好むという。


 なるほど、水魔法に特化したAランクの魔物なのか。

 恐らく俺の現在の種族のアクアホースを、そのまま強くした感じだろう。


 アクアライトハクニー。

 名前が全てを物語っている気がするが鑑定する。


「アクアライトハクニー」

 Bランクの馬型の魔物。魔獣系。

 水魔法に加え、光魔法を扱う。自然に誕生することは非常に稀。

 その希少性と、見た目の美しさから、

 神が遣わせた神獣の卵ではないかと囁かれたこともある。



 ふむ。片やAランク飛び級し、水魔法に特化する馬。

 

 一方は水魔法だけでなく光魔法も扱え、希少性が高い。

 ついでに見た目が美しいときた。


 結構迷いどころだな。どちらにも優れた特徴があると言える。


(なあ、フラード。光魔法ってどんな魔法なんだ?

ホワイトドラゴンは攻撃ばかり使っていたが)


『光魔法、か。攻撃はもちろんできるが、

どちらかと言えば補助向きだな。状態異常を解除したりできる。

あとは、雷魔法、治癒魔法とは相性がいい』


(相性?)


『うむ。魔法を始めとした"属性"を用いた攻撃には相性がある。

また、魔物は属性によっては大きなダメージを負うこともある。

……治癒魔法は、攻撃魔法ではないがな』



 マジか。それは初耳だわ。

 鑑定さんでも今のところ弱点については乗ってない。


 龍眼なら分かるかもしれないが、

 フラードはそもそも格が違いすぎて当てにならない。

 やはり聞くのが一番だろう。



(なあ。俺は何の属性に弱いんだ?)


『そうよなあ。アクアホースは、

水属性の魔物だから……雷属性に弱いと思うぞ』



 雷属性か。……ん?待てよ。



(光魔法を使えるようになったら、雷属性と相性が良くなるんだよな?)


『ん?……そうだな。ある程度は』



 なんと、光属性に適性を持つと、

 苦手な雷属性が多少マシになる可能性が高いということが分かった。


 これはかなりお得な情報だな。フラードがいなかったら、

 目先の強さ優先でハイドロホースにしてたかもしれん。


 俺はフラードに礼を言って、進化先を選ぶ。


 選んだのは当然、アクアライトハクニーだ。


 俺の全身が光の繭に包まれていく。

 これが、進化か……。


 俺を構成していた肉体が一度魔力として分解されていく。

 更なる高みへと至るために、

 周囲の魔力をも取り込んで、新たな姿を形成していく、


 程なくして光の繭も吸収され、そこから一匹の魔物が姿を現す。



『……美麗よのう』



 フラードが呟く。

 俺は自分の姿を見ようと後ろを向く。

 首も、多少伸びた……?そんな疑問を持ったが、それも一瞬だけだった。


 俺の全身は透き通るような水色となり、尻尾等は、

 淡い金色と水色が混じったような色になっていた。


 まるでホワイトドラゴンの色が写ったかのようだ。

 一言で言えば、奇麗だった。


 自身の姿に見惚れるのはキモイと言われるかもしれないが、

 これは正直色使いが抜群だ。見ていて不快になることもまずない。

 つまり、お上品な色合いなんだ。


 俺が変な理由付けをしていると、頭の中に情報が入ってきた。



【進化を完了しました】


【各ステータスが上昇しました】


【進化により、レベルが1にリセットされました】


【条件を満たしました。

「魔力感知:LV4」が「魔力感知:LV5」に上昇しました】


【条件を満たしました。

「魔力操作:LV4」が「魔力操作:LV5」に上昇しました】


【条件を満たしました。

「水魔法:LV4」が「水魔法:LV5」に上昇しました】


【条件を満たしました。

【水耐性:LV3」が「水耐性:LV4」に上昇しました】


【条件を満たしました。スキル「光魔法:LV4」を獲得しました】


【条件を満たしました。スキル「光耐性LV:4」を獲得しました】


【条件を満たしました。スキル「MP自動回復:LV3」を獲得しました】



 くぅー……。情報量が多くて、少し頭痛がした。


 ……それはさておき、主要なスキルのレベルが軒並み上昇したぞ。

 さらに説明通り光魔法、そしてMP自動回復まで手に入ってしまった!


 進化ウマー!これはウマウマだわー。


 テンション上がってたらフラードが

 ジト目で見てたので気を取り直す。


 そういえばステータスも上がったんだよな。

 俺は自身に鑑定をかけて、変化を見る。



‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐

名前:アス

種族:アクアライトハクニー

系統:魔獣系

状態:通常

LV :1/50

HP :6160+3780/9940

MP :3608+3524/7132

攻撃力:4450+2976

防御力:4444+3285

魔法力:3828+3223

魔防力:3608+2891

素早さ:7524+2939

ランク:B

攻撃系スキル

「全力攻撃:LV1」「突進:LV1」「蹴撃技:LV1」

魔法系スキル

「水魔法:LV5」「光魔法:LV4」

技能系スキル

「鑑定:LV4」「魔力感知:LV5」「魔力操作:LV5」「暗視:LV2」

「気合法」「竜闘法」「MP自動回復:LV3」

耐性系スキル

「水耐性:LV4」「光耐性:LV4」「苦痛耐性:LV3」

ユニークスキル

「龍眼」

称号

「転生者」「突然変異」「神龍の盟友」「竜殺し」

「下剋上」


‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐



 うわ、なんかステータスがおかしい。

 フラードも「やはりランクの割にステータスが、高い……」とか言ってる。


 うーむ。どういうことなのだろう。

 ……でもまあ、ステータスが高くて困るということはないか。



 俺が考え事をしていた横で、フラードは食事を終えて転移陣に魔力を流す。

 転移陣が起動したのを確認したフラードが俺を呼ぶ。


 俺達は、ついに洞窟を脱出した。


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