第10話 教えて!フラード先生!
龍眼を使い、フラードを見つめる。
すると、鑑定と同じように情報が浮かび上がってきた。
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名前:フラード
種族:八相神龍・ヤマタノオロチ
系統:神龍系
状態:分裂
LV :10/99
HP :31645+352/31997
MP :31645+189/31834
攻撃力:25316+292
防御力:28481+249
魔法力:28481+2454
魔防力:25316+172
素早さ:22152+409
ランク:G
攻撃系スキル
「剣術:LV6」「鞭術:LV3」「牙攻撃:LV6」「全力攻撃:LV7」
魔法系スキル
「闇魔法:LV8」
技能系スキル
「魔力感知:LV10」「魔力操作:LV9」「変化」「念話」
「魔力覚醒:LV8」「気合法」「魔戦法」「竜闘法」
「龍闘法」「HP自動回復:LV8」「MP自動回復:LV8」
「隠密:LV8」「忍び足:LV8」
耐性系スキル
「闇耐性:LV8」
ユニークスキル
「竜麟:LV10」「龍麟:LV10」「神龍眼」「息吹」
「鑑定遮断」
称号
「神龍」「魔物殺し」「魔物の殺戮者」「魔物を滅ぼす者」
「人族殺し」「人族の殺戮者」「竜殺し」「龍殺し」
「龍王を従えし者」「最終進化」「覇者」「災害」
「理不尽」「天災」「転生馬の盟友」
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ぬっぬわーッ!!
じょ、情報過多で頭痛がしてきた。
てか、何だよこのふざけたステータスとスキルの数。
ステータスなんて今の俺の10倍はあるじゃねーか!!
これで八等分された?冗談じゃねえよ。
そりゃ、勇者が出てきても仕方ないわ。うん。マジで。
あと、称号がかなり物騒だぞ!?コイツやっぱりやばい奴だって!
『生きるためには狩りをしなくてはならん!
普通に魔物を狩っていただけだ!変な勘違いをしないでくれ……』
(……何かすまん。……あ、そういえば)
『うん?どうかしたか?』
(俺の心、どうやって読んでるんだ?)
『それはスキルの"念話"だ。
私に対する魔力の練り込まれた思念を受け取っているだけだ』
(え?思念に魔力があるのか?)
『うむ。念話のスキルを応用すれば、
魔力を読み取って、相手の念じてることが分かる』
(いいなー。俺も念話を使ってみたいぞ)
『ふむ。そうだな。その方が私の負担も減るので助かる』
念話。フラードの説明によると、
自分の思念を魔力に乗せて相手の脳内に送り付けるスキルらしい。
応用すると、念話のスキルを持ってない
相手からでも返答を受け取れるそうだ。
念話を使うと微量だが魔力を消耗するという。
とはいえ、他者とコミュニケーションが取れるのなら、
是非とも手に入れたいスキルだ。
俺はフラードに魔力を乗せた思念の送り方を教わる。
しばらく部屋の中で唸る。だが、中々上手くいかない。
気分転換にフラードの持つ
スキルの効果について教えてもらったりした。
「変化」のスキルは、自身の姿を変えるスキル。
変化するとステータスが変わり、
変身対象によっては使えなくなるスキルもあるらしい。
また、自身より能力の高い存在には変化できないそうだ。
俺で言えば、フラードのヤマタノオロチには変身できないが、
人間に変身することは可能らしい。五感などは変身後の種族依存らしいので
こちらも他者とコミュニケーションを取る手段に成り得るだろう。
ただ……。
『念話の方が簡単だぞ』
と、一蹴された。
気を取り直して、「気合法」や「魔闘法」は自己強化スキルらしい。
魔力を消耗するが、その間持続的にステータスが上昇するそうだ。
魔力さえあれば、重ね掛けもできるという。
ただし重ね掛けはその後全身に副作用をもたらす可能性があるから
可能ならしない方が良いらしい。
さらに「竜麟」「龍麟」スキルについても教わる。
これらや「ブレス」は竜種の種族特性らしい。
ブレスは口から高濃度の魔力の衝撃波や、炎などの自然現象を放つスキル。
竜麟、龍麟は何と物理攻撃、魔法攻撃のダメージや、
状態異常の効果を全て微軽減するスキルらしい。
効果は竜麟より龍麟の方が少し高いらしいが。
軽減率は低いというが、常にダメージを減らせるのって強いと思う。
魔力も消費しないらしいし。俺もドラゴンになりたかったなぁ。
『ドラゴンになると、私みたいに封印されたり、
討伐対象にされるぞ。冗談抜きでな』
抑揚のない死んだような平坦な声色で言われました。はい。
竜種は人間にとっては厄介な存在ではあるが、
同時に貴重な素材になるという。鱗や皮は鎧や盾。
眼や内臓は薬。爪や牙は武器。
魔石は魔道具という魔力を使った道具の部品に。
その他の部位も装飾品やなんらかの武器や装備品にできるという。
つまり全身が素材で、動く宝の山ということなのだ。
因みにフラードは飛行能力を持たない竜種らしく
ただ移動するだけでも非常に目立ったと言っていた。
(変化を使って身体の大きさを小さくした自分に変身すれば?)
『……アス!お主天才だ!』
今後、俺の提案を使っていくらしい。
俺はその後も念話の特訓をするが、成果は芳しくなかった……。




