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議事録7-1

今回のは次回以降も続いていきます。

「今日は・・・」

いつものように切り出してきそうなフォードを

今日は本題に入る前に止めた。

「フォード、今日は先に重要な議題が

上がってきたので先に済ませます」

「なんだ?」

「先日、戦いがあったのを

覚えてますか?」

「ああ、あれだろ。

クリセスが鎮圧した戦いだよな?」

「はい。その戦いで敗戦した側の人間が

こちらの属国になりたいと言ってきました」

「おお⁉︎マジか‼︎」

と大喜びのフォード。

「これで戦いが減るね‼︎」

「戦いが減るのは残念だが・・・

まぁフォードが喜んでいるなら仕方ないな」

とアレイヤ、トールの両者も比較的

好意的な感じだ。

一方のクリセスは・・・

「・・・戦いが無くなれば

バルクとゆっくりと愛を」

「育みませんからね・・・」

「・・・戦い起きてしまえ〜」

相変わらずだった。

「クリセス・・・

まぁ普段なら私達だれかの元につくことに

なるのですが、誰にしますか?」

「・・・私がやる」

といつもなら消極的なクリセスが

手を挙げた。

「クリセス珍しいな。

じゃあ他の4人は大丈夫か?」

とフォードが確認を取ると

誰からも反対をされなかったので

クリセスが治める領に編入する事になった。

「・・・バルク、見てて。

私頑張るから」

「分かりました。ですが‼︎

くれぐれも油断をしないように」

「じゃあバルクが見張ればいいじゃん?」

いきなりアレイヤが突拍子も無い事を

言ってきた。

「はい?」

「だからバルクが見張れば

クリセスも安心出来るでしょ?」

「「「あー確かに」」」

「確かにじゃありませんよ⁉︎

私には治めている土地は少ないですが

その分、城の雑務がありますからね?」

「大丈夫だって‼︎俺達がいるからな‼︎」

トールがフォローの為に言ったのだろうけど

それが逆に私の不安を煽る。

と私の袖が引っ張られた。

「・・・バルク、ダメ?」

クリセスのその一言で

「分かりましたよ・・・行きます行きますよ」

と私はクリセスに付き添って

彼女の治める土地に行く事になった。

「・・・バルクとハネムーン」

「違いますからね」

・・・やっぱり私が付いて行って

良かっただろう。


そしてクリセス領。

彼女が治める土地は他の4人が治める土地に

比べて涼しい気候である。

そしてその土地の中心にあるのが

彼女の城である。

その城の謁見の間には

クリセスとクリセスの補佐官という形で私、

そして目の前には相手国の使者がいた。

「この度は私達の国の要望を聞いて

くださり、ありがとうございます」

と使者の人が深く頭を下げた。

「・・・頭、上げていい。

なんで属国になりたいって

言ってきた?」

クリセスが使者の人に聞くと

「それは私達の国の王がとんでもない

横暴な王でございまして、民衆は長い間

その圧政に苦しめられてきました。

ですがこの度、革命が成功して

王は倒されました。

しかし今度は周りの国から攻められる様に

なり、貴方方の力をお借りしたいと

思い、この度提案をさせていただきました」

「・・・大変だったのだろう。

そちらの要望は無事了承された。

そして私の治める土地に編入になった。

後は我が補佐官バルクに任せる」

「・・・分かりました。

これからの対応は私、補佐官バルクが

引き受けます。クリセス様は

お休みになられてはいかがですか?」

「・・・そうさせていただく」

と謁見の間から出て行った。


その後私は相手との今後の対応や相手国の待遇に

ついて夜遅くまで交渉していた。

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