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議事録その四

今回はクリスマス回です‼︎

ーー本日はクリスマス


ーー楽しみにしている人も多いイベント


ーー無論、あの5人も楽しみに

している訳で・・・


「よっしゃ〜‼︎

今日はとうとうクリスマス‼︎」

「「「いぇ〜い‼︎」」」

「・・・いぇ〜い」

「ということで今日は

クリスマスパーティーしようか‼︎

その為に城もクリスマスバージョンに

ライトアップ〜‼︎

バルク、ありがとうな〜」

「・・・いぇ、別に構いませんが。

次からは1週間前から言ってください」

そうなのである。

昨日の深夜にいきなり呼ばれて

ライトアップしてくれと言われた。

なので城全体にライトアップの仕掛けを

徹夜でしたので、とても眠い私です。

・・・ちなみにオプションで城下町にも

ライトアップの仕掛けをしてきたのは

秘密である。

この城から見る城下町はかなり綺麗

なので、勝手にやらせていただいた。

いつもなら私達が会議をしている机に

様々な食べ物、飲み物が広げられている。

「さてみんな酒持ったか‼︎」

「「「「おう‼︎」」」」

「乾杯〜‼︎」

カンッ‼︎

私達はグラスを合わせた。

「今年もお疲れ〜‼︎」

「まぁ今年もグダグダ話していましたが・・・」

「まぁまぁバルク、そんな細かいことは

今日ぐらいは気にすんなって‼︎

呑もうぜ呑もうぜ〜‼︎」

とトールに肩を組まれる私。

「それもそうですかね・・・

分かりました、呑みますか‼︎」

ちなみに酒の強さは

トール>私>フォード>アレイヤ>クリセスの

順番である。

というかトールは酒を水のように呑むため

今まで酔った事がない。

逆にクリセスは呑ませると

かなり面倒になるので出来れば

呑ませたくない。

・・・と思っていたのだが

「・・・バルクが3人いる〜」

時すでに遅かった。

「お〜い、クリセス

大丈夫ですか?」

「・・・バルク?

とうとう私と付き合う気になった?」

「幻聴すぎませんか⁉︎

ほら水飲んでくださいな」

と水が入ったコップを渡す私。

「・・・バルクが口移しで

飲ませて」

これまたとんでもない事を言ってきた。

「しませんよ⁉︎

すみませんがアレイヤ、クリセスに

水飲ませておいてもらえますか?」

「は〜い。わかったよ〜

・・・口移ししないの?」

とニヤニヤしながら聞いてきた。

これはアレイヤも若干酔ってますね。

「しませんよ・・・」

「ちっ、せっかく2人の関係の進展を

願って強い酒持ってきたのに・・・」

「フォード⁉︎犯人は貴方でしたか‼︎」

なんとなくいつもより強い気が

していたが、まさか本当だとは・・・

「・・・来年度のフォードの予算

削減します」

「酷⁉︎横暴だぜ⁉︎」

「だまらっしゃい‼︎」

「すみません・・・」


あの後

クリセスに水を飲ませて

酔いをさました私達はプレゼント交換を

することにした。

「じゃあ誰が誰のプレゼントを引くかは

くじで決めよ〜‼︎」

とアレイヤがくじが入っている箱を持ってきた。

「それぞれのくじに名前が書いてあるから

その人からプレゼントをもらってね〜

じゃあまずはバルクから‼︎」

と何故か私が呼ばれた。

「私が最初でいいんですか?」

「いいの、いいの‼︎

さぁ引いて‼︎」

「分かりました、では」

とくじを引くとそこに書いてあったのは

「・・・私だ」

「貴方ですか・・・クリセス」

私はどうやらクリセスのくじを

引いてしまったらしい。

「アレイヤ、流石に不正は

してませんよね?」

一応聞いてみることにした。

「当たり前でしょ‼︎

私がそんな事するはずないでしょ〜」

・・・怪しい。

「では、その箱借りますね」

「あっ、ちょっと‼︎」

アレイヤから取り上げた箱を

逆さまにしてくじを出してみた。

すると

クリセス、クリセス、クリセス

クリセス、クリセス・・・

見たくじ全部クリセスだった。

「これで不正をしてないと言えますか?」

「あ、いや〜、その〜えっと・・・」

としどろもどろになるアレイヤ。

「・・・ごめんね、バルク」

「ごめんなさい・・・」

「全く・・・いい加減にしてくださいよ。

で、プレゼントは何ですか?」

「えっ?」

とクリセスが驚いた顔をしている。

「だ・か・ら、プレゼントですよ。

貴方が私にくれるプレゼント」

「・・・で、でも、バルク嫌なんじゃ」

「今更決まった事に文句は言いませんよ・・・

さて何ですか?」

「・・・これ」

とクリセスが出してきたのは

水色のマフラーだった。

「これは意外とまともですね」

てっきりプレゼントは私なんて

言うと思っていましたが・・・

「・・・このマフラー。

私の魔力を込めて縫った。

から、寒さに強い」

「あとバルクへの愛も込めてでしょ〜‼︎」

「・・・アレイヤは後で来年以降の予算の

お話がありますよ?」

「そんな〜⁉︎」

とアレイヤが落ち込んでいた。

「クリセス、これあげます」

「・・・バルク、何これ?」

と彼女に渡したのは黒いコートだった。

「どうせ、そこのアレイヤが私のプレゼントが

クリセスに渡るようになっている

のでしょうから、プレゼントですよ」

「バルク・・・本当にくれるの?」

「お返しですよ」

と言うとクリセスは顔をほんのり赤らめ

「あ、ありがとう」

呟くように言った。

「じゃあお熱い2人を横目に見ながら

俺らもプレゼント交換しようか‼︎」

とフォードが言い

プレゼント交換をしたのだが・・・

フォードにはトールから酒樽3つ

トールにはアレイヤからイヤリング

アレイヤにはフォードから刀という

送る相手に全く噛み合っていないという

有様になった。


議事録まとめ

プレゼントは送る相手の事を考えて

送りましょう。

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