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議事録 その3

今回はお仕事回です

そして後書きに登場人物のまとめを載せました。

今日は珍しく仕事をする私達魔の五神将。

「さて今日は何するんだ?」

トールが言ってきた。

「そうですね・・・

トールには西の地方を

見てきてください」

「おうよ‼︎任せな‼︎」

「転移陣は勝手に使ってくれて構わないです」

「じゃあ行ってくるわ〜‼︎」

と走って転移陣の方に向かっていくトール。

大体トール、アレイヤ、クリセスが

遠方に視察に行かせて

私ことバルクとフォードは

基本的に城に残って指示や作戦を

練っている。

私達2人が出る事はあまりない。

「バルク〜‼︎

私はどこにいく?」

「アレイヤですか・・・

どこに行ってもらいましょうか?」

「無難に火山地帯でいいんじゃないか?」

とフォードが言ってきた。

「確かにフォードの案はいいですね。

ではアレイヤは火山地帯に」

「分かった〜‼︎」

ピューン‼︎

「アレイヤ‼︎

城の中で飛ぶのは禁止だと

何度言ったら分かるんですか〜‼︎」

と私の説教は多分彼女の耳には

入っていないだろうな・・・

「まったく・・・

後で城のメンテナンスしないと

いけないじゃないですか」

なお、城のメンテナンス、修理担当が

私である。

「じゃあクリセスは・・・」

ガシッ

「・・・私の赴任先は

バルクの隣がいい。

いや、そこしかない・・・」

と気がついたらクリセスが

私の腕に抱きついていた。

「すでにいますけどね・・・

クリセスは東の森をお願いします」

「・・・クリセスは今日休み

だから今、家で休養中」

「嘘言うな⁉︎

なら私の腕にいるこれは何ですか?」

「・・・クリセス抱きつき人形。

実寸大バージョン〜」

「喋る人形がいてたまりますか‼︎

それはただのホラーですよ‼︎」

「・・・ホラーがいいの?」

「誰もそうは言ってません‼︎

・・・フォード、お願いします」

「はいはい、"転移"」

とフォードが言うとクリセスは

いなくなっていた。

フォードはほぼ詠唱無しで

目標の物体などを転移できる。

「助かりましたよ、フォード」

「いやいいさ、俺はお前らの絡みを

見てるのが楽しいからな‼︎」

「・・・悪趣味ですね」

「まぁ否定はしないがな〜‼︎」

「少しは否定して欲しいのですがね・・・」

「さて、バルクはいつになったら

クリセスの気持ちに答えるんだ?」

「それはないですよ。

絶対ありません」

と私は書類を整理しながら答えた。

「言い切るんだな」

「ええ、クリセスは

色々と間違っていますからね。

他にも相手はいくらでもいますからね」

「でも、あの時助けたのはバルクだろ?」

「・・・フォード、無駄話はここまでです。

貴方にはここ数日遊んでいて

全く処理してない書類が沢山ありますから

それをしてもらいますよ?

・・・いいですね?」

「えぇ~」

「文句を言うな!

貴方が今までさんざんサボってきたのは

誰だと思っているんですか!?」

「い、いや~でも・・・」

「この書類の山が終わるまで

部屋から出しませんから

やりますよ」

「ふぇ~!」

と私とフォードは各地から届く書類を

分野、地域、優先度などの項目で

分別していった。

最近は優先度が高いのは滅多に

来ないから助かっている。

・・・ただ書類の量が多いが。


私達5人が集まれたのは

その日の夜だった。

「じゃあ報告を頼みます。

まずはトールから」

「異常無し‼︎以上‼︎」

「・・・次、アレイヤ」

「異常ない!

あっ、でも盗賊団一つ潰してきたよ~」

「分かりました。

ちなみにその盗賊団は今どちらに?」

「地域の軍隊の本部に置いてきた~」

「後で一報いれておきましょうか。

では、最後にクリセス」

「・・・異常あり」

「どうかされましたか・・・

クリセスが異常というのでしたら

余程の・・・」

「・・・バルクがいなくて私が悲しい

だから異常」

「知りませんよ・・・」

心配したこっちが損した。

まったく・・・

いい加減私から離れてほしいのだが。

「それは確かに大変だな!」

といきなりフォードが立ち上がった。

「フォード、やめなさいよ?」

「幹部権・・・」

「・・・仕事増やしてあげましょうか?」

「すまんクリセス、無理だった」

寝返るの早いな・・・

「・・・フォードの裏切り者」

「で、それ以外には何かありましたか?」

「・・・無し。喧嘩吹っかけてきた人間は

全部凍らせてきた」

「ちなみにその後は・・・」

「人間との境界線に置いてきた」

「ま、まぁ大丈夫だと思います・・・」

とりあえずまたあっちから理不尽な要求してきそうだ。

そう思うと頭が痛みだす・・・。

「フォードとバルクは何してたの?」

「俺らは書類整理だな

ほら、あれが俺らが整理した書類の量」

「あ、あんなにあんの!?」

天井に届きそうな書類の山が

2,3個あるのだから

驚くのは当たり前だろう。

「今日まで溜まっていた仕事は全部

終わったようなので一休みしましょうか?」

「「「賛成~!!」」」

「・・・賛成」

とこの日はお茶とお菓子をつまんで終わった。


またこの数日後に戦闘が起きたのだが

クリセスが何故か機嫌が悪く

相手側に何もさせず終わらせた。


議事録まとめ


仕事はためないで早めにやろう


一応幹部の紹介

バルク

種族(?)

属性・・・地

だいたい他の四人のまとめ役。

そしてこの議事録の書記人。

彼の種族を知っているのは

フォードだけ。


フォード

種族(?)

属性・・・無

魔界で一番強い男

そして幹部の一応リーダー

種族はバルクのみ知っている。

一番付き合いが長いのがバルク。


クリセス

種族・・・ウンディーネ

属性・・・氷

バルクにぞっこん

それ以外は基本的に無関心

日々、バルクの寝室に入ってこようと

している。


アレイヤ

種族・・・エルフ

属性・・・炎

基本的に明るい。

地味に幹部の中では最年長

・・・本人の目の目で言ってはいけない。


トール

種族・・・オーが

属性・・・雷

ザ・脳筋

とりあえず力で押し切る。

幹部の中ではお調子者のポジション。


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