表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/20

第6話 入学式


とうとうこの日が来てしまった…。

私は14歳になり学校に入学することになった。そして、今日は入学式。


クロノス様の婚約は受けるしかなく、その日から私の王妃教育は始まり、今日までに一通り終わらせてある。


断罪イベント回避のため、あの日から私は人に優しくするようにしてきた。悪役令嬢なんて言われないように…。ただの、黒猫令嬢として…。


学園長の話の最中にトリップしていたが、黄色い喚声で我に帰る。

壇上には、第一王子であり私の婚約者であるクロノス様が立っていた。

3年生のクロノス様は生徒代表として、歓迎の言葉を述べる。

立ち姿も美しい…。


式が終わり、教室に移動する頃に一人のうさぎの獣人が倒れるはす…

。ヒロインとクロノス様のイベン ト……。

倒れたヒロインをクロノス様がお姫さま抱っこするイラストは、すっごくかっこよくて…兎に角、イケメン!

っじゃなくて…、いや、イケメンなんだけど…この時からヒロインがクロノス様を意識し始めるから…阻止しなきゃっ!


えっと………


辺りを見回すと、いた!

可愛いうさみみがゆらゆら、体もゆらゆらしてる子がいる。顔色も悪そうだし、きっとあの子だ。

そっと近寄り声をかける。


「貴女、大丈夫?顔色がよろしくないわ。一緒に保健室に行きましょう?」

「えっと…ご迷惑では…」

「体調がよくないのでしょ?無理も遠慮もいらないわ。」


そう言って、ヒロインの背中に手をあて、支えながら保健室に向かって歩く。

会場にいた先生には保健室に行くことを伝え、会場の外にいたアルにはついてきてもらった。


私は公爵令嬢で珍しい黒猫だから、ボディーガードを連れてくることを学校で認められている。

知らないひとばかりだから、アルがいてくれて安心。


保健室につき、先生に伝えてベットに寝かせる。


「黒猫様、ありがとうございました。」

「気にしないで?あと、私の名前はミーア。」

「では、ミーア様と…。申し遅れました。私はリリィと申します。」

「じゃぁ、リリィと呼ぶから、貴女も私のことは呼び捨てでいいわ。それじゃあ、私は教室に戻るから。またね、リリィ。」


この会話の最中、私とリリィの耳もしっぽも嬉しそうにぴこぴこ動いていたのは、アルしか知らない。



読んでくださりありがとうございますm(。_。)m


次回は3月1日16時投稿予定です(*´∀`)♪

気がむいた時に読んで頂けるとうれしいですm(。_。)m


犬飼 蘭U^ェ^U

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ