表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
15/20

第15話 グレーの正体


森からは続々と魔物が押し寄せてくる…。


普段、魔物は群れないはず…こんなに大群でくるなんておかしい。


そうは言ってもこの魔物をなんとかしなくては…

先生が指揮をとり生徒も対応する。


「攻撃が得意なやつは前へ!白魔法、戦闘向きでないやつは下がれ!」


先生はどんどん魔物を斬り倒していく。


「ミーア!危ないから後ろに…」

「クロノス様!嫌ですわ!私は誇り高き黒猫、後ろになんて行きません」

「ミーア様!話しはいいから、こいつらに集中!」

「アルにいわれなくたって!」


皆、緊張感はあるけど、どこか楽しそうにしている。

きっと、なんの制限もなく力を解放できるのが気持ちいいんだろう。


私は炎の妖精王、サラマンダーを喚ぶ。

「なんだい?ミーア。」

「妖精王、魔物の退治を手伝って欲しいのです。」

「なんだ?こいつら?こいつらを倒せばミーアは喜ぶのか?」

「ええ。ただ、学校の者は傷つけないようにお願いします。」

「あぁ。それでは、殺ってくる。」

「お願いします」


そう言ってサラマンダーは私の手の甲にキスをすると魔物退治を始めた。


倒しても倒しても魔物は減らない…。

だんだん皆に疲労の色が強くなってくる。


私もサラマンダーを召喚しているせいか疲れやすい……。


足元がふらつく…


「ミーア様!」

「ミーア嬢!」

「ミーア!」


皆が叫びながら駆け寄ってくる。

けど間に合わない…。

魔物に殺られる……


「光りの矢〈ライトアロー〉」


私の目の前が明るく光り、魔物は消えた。

そして、グレーの豹がそこに立っていた。


「やっぱり、あんたは面白い。」


そう言い、なにか呪文を唱える…

すると、グレーだった色は段々と濃くなり…黒豹になった。


「あんた、大丈夫?」

「えっ…貴方のその色……」

「あぁ、これ?元々黒豹だけど、めんどくさくてグレーにしてただけ。同じ黒を纏う者として改めてよろしくね?」




読んでくださりありがとうございますm(。_。)m


ついに???がだれかが……!


次回は3月11日16時投稿予定です(*´∀`)


犬飼 蘭U^ェ^U

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ