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第13話 アルの想い


リリィにクロノス様のことを聞いてみる…?

だけど……もし……


「ミーア様?おーい?」

「もう、何?アル」

「またすげぇ顔してたぞ?なんか困ったり、悩んでんなら俺に言えよ?なんとかしてやっから。」


そう言ってアルは私の頭を撫でてくれる…お兄ちゃんみたい…。


「アルになんかお世話にならなくてもなんとかするから平気です」

「おっ…調子が戻ったみたいだな」


「アル、リリィのとこに行くわ。ついてきてちょうだい。」

「はいはいっと…」


リリィに聞いてみる。

クロノス様をどう思っているのか…。



「リリィ、ちょっといいかしら?」

「ミーア様?どうしたんですの?」

「少し聞きたいことがあるの…」

「なんですか?」

「貴女、クロノス様をどう思っているの?」

「えっ…?」


はっきり聞いてみると、リリィはあからさまに耳をぴんと立て、緊張している。

それは…つまり…


「やっぱり…クロノス様が好きなの…?」

「ち…違います!クロノス様は好きですけど…」

「ほら、好きなんじゃない…」

「だから…友達としてで…恋愛感情はないです!」

「この前、貴女とクロノス様が歩いているのを見たのよ…」

「あれはっ……今は言えません」

「言えないようなことなの…?」

「そうです…」

「ならもういいわ…さよなら」


私の耳としっぽはしょんぼり、力なくだらんとしている。

とぼとぼ歩いていると…


「はぁ…あんなライオンなんか辞めて、俺にしとけば?俺なら貴女を悲しませない」


後ろから抱きしめられた。

この声は…


「アル??」

「ん?ミーア、どうした?」

「…っ、主を呼び捨てにしないの!離しなさい!」


今まで聞いたことのない甘い声で囁くアル。


私の顔は真っ赤になる……。

もう…なんなのーー!?


読んでくださりありがとうございますm(。_。)m


次回は3月9日16時投稿予定です(*´∀`)


犬飼 蘭U^ェ^U

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