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第11話 クロノス様とのランチ


「ミーア様、クロノス様よりお預かりしています。」


シャルルがそう言って、私に渡してきた手紙には、来週ランチを一緒に食べようという誘いの手紙だった。


前世の記憶が戻ってから、クロノス様とはあまり話したことがない。ぼろを出さないように、注意しなくては……。



そして…クロノス様とランチを食べる日がきた。

いつもはリリィと食堂で食べているが、今日はクロノス様と二人で中庭で食べている。

暖かな日射しの中食べるランチは最高においしい。


「ミーア孃、こちらもなかなか美味しいですよ?」

「そうですの?いただきますわ。…………あの?クロノス様?」

「ん?ほら、お食べ?あーん…」

「………はい…」


クロノス様は美味しいと言った柔らかいお肉を私の口元に差し出してくる。所謂、あーん。

ここで食べない分けにもいかず、中庭で人がいなくてよかった……。


…………ん???

あーん……???

…!?これは…クロノス様とのイベント!

このイベントはリリィが食べようとしたランチを私が床にこぼし、見かねたクロノス様がリリィと一緒に食べる時におこる……


今のとこ、なんとかリリィとクロノス様のイベントは起こっていない…。断罪は免れそう。


ゆらゆら…ゆらゆら…

にこにこ…にこにこ…


いつの間にか、耳としっぽはゆらゆら、笑顔でランチを食べていた。


「ミーア孃?そんなにランチは美味しかったですか?」

「…えっ?ええ、とても美味しくいいただきました。」

「それは良かったです。また、ご一緒しても?」

「ええ、勿論ですわ。」


危ない危ない…。

クロノス様に不信に思われてしまうとこだった…。

断罪が免れそうで嬉しくて…なんて、言えない。なんとか誤魔化せて良かった。これからは発言だけじゃなくてと耳としっぽにも気を付けなきゃ…。




読んでくださりありがとうございますm(。_。)m

次回は3月7日16時投稿予定です(*´∀`)♪


犬飼 蘭U^ェ^U

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