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第10話 私の友達 リリィside


今は入学式も終わり、落ち着いてきた5月頃。


入学式で助けられてから、ミーア様とは友達。

ミーア様は私の友達でもあり、尊敬する存在でもある。


ミーア様は黒猫の獣人で魔力が強く、王妃教育も受けていて全てを完璧にこなす。


この前の魔術の授業なんか最高にかっこよかった。

ハイレベルな炎の魔術を駆使するだけでなく、炎の妖精まで召喚した。

妖精はなかなか召喚できず、その姿さえ見ることは稀なのに、ミーア様は炎の妖精、それも妖精王を召喚し、親しげに接していた。

召喚している間、ミーア様の瞳は燃えるような紅色に染まっていた。その瞳を見て満足そうに微笑む妖精王。妖精王は紅色に身を包み、瞳はミーア様の黒に染まっていた。


ミーア様と踊るように攻撃魔法を仕掛けた妖精王はミーア様の手に口付けてから姿を消した。


学生だけでなく先生も驚き、目を丸くしていた。

誰もが、ミーア様と同じクラスでよかったと思っただろう。


クールなミーア様に憧れる私は、ミーア様とは正反対と言えるほど、魔術も教養もない。

魔術は生活魔法が使える程度で攻撃なんてできないし、授業もついていけない。


だけど、私がたったひとつ誇れることがある。それは、ミーア様を癒すことができること。

ミーア様はクールなイメージを持たれやすいが、実際は可愛いものが大好きな女の子。ミーア様だって、黒猫であり、王妃候補の前に一人の女子なのだから当たり前だが、周りはそれを許してくれなかったみたい。常に、凛々しく正しくあれと言われ育ったミーア様は自分の趣味、好みを隠してクールなキャラを演じていた。

そんなミーア様を癒せるのは私だけ。

最近は放課後にミーア様のお部屋にお邪魔している。

そこで、ミーア様は私のうさみみをもふもふと触り、堪能し癒されている。

だから、これは私にしかできないことだし、お耳としっぽは常にふわふわにしておかなくてはいけない。

そうすることでミーア様の癒しになるのだから。





読んでくださりありがとうございますm(。_。)m


明日は私用のため投稿をお休みさせて頂きます。

すみません(´・ω・`)


次回は3月6日16時ごろ投稿予定です(*´∀`)♪


犬飼 蘭U^ェ^U

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