36/50
No.1536.まどろみにまどろんでゆく
雪深々と降り続き
冬という事を嫌でも実感す
氷の世間は今日も冷めざめ
太陽も落ちぶれて明後日の方暖めてら
ふいにキスをくれた君は
遥か彼方の天の上のまた上
きっと星になってしまったんだろう
あの最後の夜交わした約束
いまだ果たす事も出来ない
その程度の男なのさ
吹っ切る術も探せずに
まどろみにまどろんでゆく
心寒々と冷え切り
積もり行く白い世界に唾を吐く
月光もひからびて一昨日の方照らしてら
いつか愛してくれた君は
遥か彼方の天の上のまた上
きっと星になってしまったんだろう
あの最後の夜交わした約束
いまだ果たす事も出来ない
その程度の男なのさ
吹っ切る術も探せずに
まどろみにまどろんでゆく




