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No.1528.そこから何か生まれるだろうか
ころりくるまって眠る猫
布団の中僕の手を枕に
静かに本当に静かに
左の指の痺れで気付いた
冬も半ば過ぎているのに
仕事は暇なし休みは暇だし
窓にうつるひとひらの雪 とけて消え行くかな
帰結と始まりの朝陽浴びて
灰となりて燃え尽きてゆく
そこから何か生まれるだろうか
過ぎ去ってゆく時の影
冬の街で猫が一匹
雪よりも真っ白で
僕の今は廃れ腐れてる
夜の闇に溶け込んでしまい
この世界から消え去ってしまいたい
窓にうつるひとひらの雪 とけて消え行くかな
帰結と始まりの朝陽浴びて
灰となりて燃え尽きてゆく
そこから何か生まれるだろうか




