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No.1502.落葉を一枚拾い上げて深く刻まれた本能を知る
線引きされた赤い球体抱きかかえて
今夜も堕ちてゆく先は黒か
冬の魂が体にまとわりついて
体温が徐々に急降下
実力行使に出た現実
遠目にみては見ぬふり
投げた飛礫が次の瞬間
流星となって降り注いだ
穴だらけ傷だらけ
目覚めてもまどろみによう
落葉を一枚拾い上げて
深く刻まれた本能を知る
途絶してきた青い平面なぞり続け
なぜだか描かれるのは白で
凍えた息がはっきりして
熱情が一気に凍りつく
情緒不安定な夕暮れ
眺めて綺麗な素振り
はけた記憶が刹那巡った
突然に開かれた入口は
皺だらけ染みだらけ
眠っていても覚醒夢
落葉を一枚拾い上げて
深く刻まれた本能を知る