作戦会議 後編
大変長らくお待たせして申し訳ございませんでした、最新話を投稿致しました。
前回のあらすじ
山本五十六元帥とエルウィン・ロンメル元帥を呼ぶ事になったが、ウルドのニヤニヤ笑いがどうも引っ掛かる政樹だった。
政樹(あー……、さっきのウルドのニヤニヤ笑いは。)
えっ、何故かって?。
何故なら、山本元帥もロンメル元帥も絶世の美女になった状態で僕の前に現れたからだ、一体誰がこのMCあ○し○的な場面を想像出来ただろうか?
まあ、僕だから大丈夫だったが普通の人だったら確実に気絶していると思う今日この頃だ
ロンメル元帥「あー、そろそろ話を進めていただいても宜しいですかな」
政樹「これは申し訳ありません、申し遅れました自分は北館政樹と申します、これから金剛の会議室へ御案内します。」
山本元帥「ほう、ここには金剛があるのかね?」
政樹「はい、金剛だけでは無く比叡以下十五隻が近々ここの設備を使って超近代化改装を行う予定となっております。」
ロンメル元帥「私は陸軍だから海軍の事は良く判らないが何やら凄そうだな。」
政樹「その事に関しても会議室でご説明致しますので金剛へお出でください。」
所変わって金剛の会議室
noside
会議室に移動した山本元帥とロンメル元帥は政樹から色々な説明を受けていた。
sideend
山本元帥「成程、君の時代の軍艦は装甲が無いのか。」
政樹「はい、装甲で敵弾を跳ね返すよりも装甲を施さずに身軽な状態になって攻撃を回避する事が基本となっています。」
ロンメル元帥
「MBTだったかな、大体時速七十キロメートルで走りながら射撃してもほぼ百%の命中率を叩き出す戦車は?」
政樹「はい、MBTと一口に言いましても日本の七十四式戦車、九十式戦車、十式戦車、アメリカのエイブラムス、イギリスのチャレンジャー、フランスのルクレール、ロシアのT90、イタリアのアリエテ、そして最後にドイツのレオパルトなどがあります、特にレオパルトは欧州各国に輸出され、欧州のスタンダード戦車と呼ばれています。」
ロンメル元帥「そうか、我がドイツの戦車が欧州の標準になっているのか。」
そう言うロンメル元帥はとても嬉しそうな表情をしていた。
山本元帥
「一つ質問するが、政樹君はこれからどの様に動くつもりなのかね?」
政樹「暫くは動かずにこの島で戦力を確保してから本格的に動きます。」
ロンメル元帥「陸軍と海軍の事は了解したが空軍と海兵隊はどうするんだね?」
政樹「空軍は誰を呼ぶかは未定ですが各国の良いとこ取りで創設して、海兵隊についてはアメリカ式で作り上げていく予定です、指揮官はヴァンデクリフト中将にお願いします。」
ロンメル元帥「呼ぶとしたら空軍の指揮官と同時に呼ぶのか?」
政樹
「はい、その様に考えています。」
山本元帥
「それは良いとして、旗艦はどの艦にするか教えてくれたまえ。」
やはり来たか……。
政樹
「僕の考えを申し上げますと、指揮専用の艦を建造して旗艦とします、理由は司令部関係のスペースを増やす為です。」
すると山本元帥は挑戦的な笑みを浮かべて、こう切り出した。
山本元帥
「ならば、旗艦用の戦艦を建造すれば良いのではないか。」
政樹
「それでは攻撃力が低下してしまいます、先程の僕の考えを補足しますと総旗艦は指揮専用艦にしまして艦隊旗艦は戦艦又は航空母艦をあてます。」
山本元帥
「つまり戦艦や空母が自分の役割に専念出来るようにという事なのか?」政樹
「単刀直入に言えばそうです。」
山本元帥
「解った、君がしっかり考えている事が解った以上それに従って事を進めよう、勿論幾つかの修正を加える事があるがそれについては勘弁してくれないか?。」
政樹
「了解しました。」
ロンメル元帥
「そろそろ陸軍についてはどの様に考えているのか教えてくれないかね?。」
まあ、今まで海軍の事しか話さなかったから当然と言えば当然だな。
政樹
「まず最初に歩兵についてですが大きく四種類に分けます、一つ目は一般歩兵、二つ目は山岳歩兵、三つ目は軽歩兵、四つ目は特殊歩兵、以上です。」
ロンメル元帥
「今言ったのはどの様なモノなのか?」
政樹
「簡単に言うと、一般歩兵はいわゆる歩兵にあたり、山岳歩兵は文字通り山岳地帯がテリトリーです、軽歩兵は緊急展開並びに奇襲、特殊歩兵は上記三つの歩兵では困難な作戦を遂行します。」
ここで僕は一呼吸おいて話を続けた。
政樹
「次に歩兵以外についてですが、車両にと装備に関しては現代装備(ニ○十三年現在)を使用します。」
ロンメル元帥
「よし解った、それでいこう、山本元帥もそれでよろしいか?」
山本元帥
「問題無い。」
政樹「では今日のところはこれ迄にするとして、空軍と海兵隊は誰を呼ぶか決めてから話しましょう、御二人とも今日は本艦に宿泊されますか?」
山本元帥
「御言葉に甘えよう、ああ私はどこかの一人部屋を貸してくれればいい、ロンメル元帥はいかがなさいますかな?」
ロンメル元帥
「では私も御言葉に甘えるとしましょう。」
政樹
「では、お部屋へご案内します、僕は艦長室におりますので何かあればご連絡ぐださい。」
二人を部屋に案内する為に僕は席を立ち二人の前に立ち歩き始めた。
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