出逢い〜その三〜
お待たせしたした、最新話です。
前回のあらすじ
金剛と一緒にドックに行ったらいきなり襲われて、その中でとある少女を投げ飛ばしたら別の少女が激怒した上に刀の切っ先を僕に向けて突っ込んできた。
僕の死角から別の少女が刀の切っ先を僕に向けて突っ込んできた。
やべえぇぇぇーー!!。
金剛「政樹ぃぃぃぃぃっ。」
金剛の叫びが辺りにこだまする、普通なら刺されて終了だが僕はそうならない。金剛の時もどうにかなったから、今回もどうにかならなきゃおかしい。
僕は上半身を少し後ろに倒して、刀の切っ先をかわし少女の首に手刀を叩き込んで気絶させた。
side金剛
政樹が襲撃者に手刀を叩き込んで気絶させたのを見て私は安心した、さっきから私が何もしていないと思っている人がほとんどかもしれないが、それは大きな間違いだ、実際私は九人の襲撃者を気絶させている、その内三人は私の妹だ、今目の前にいる奴で最後だ。(以下会話)
金剛「久しぶりだな、長門。」
長門「こっちこそ……。」
金剛「私の方はお前だけたぞ、さっさと降参したらどうだ?。」
長門「久しぶりに会ったと思ったら随分とご挨拶ね。」
金剛「こんな事になったら誰でもこう言うセリフの一つや二つは言いたくなるさ、それより次で決めるぞ。」
長門「それはいい考えね、ぐだぐだと長引かせるよりずっと簡単で判りやすいしねぇ。」
ダッ……。
そう言うと奴は地面を蹴って私めがけて飛び掛かってきた、仕方ない、ここは政樹のやり方を真似してみるとしようか。
私は長門の腕をおもいっきり掴んでから自分の体の向きを反対にするとそのまま長門を床に叩き付けた、意外にも長門は気絶してしまった。
はて?、コイツはこんなに柔な奴だったかなぁ、謎だ?、反論は認める。
sideout
side政樹
金剛の方もだいたい片付いたみたいだから、こっちもさっさと片付けるとしますか。
?「あっちはとっくに終わったみたいだからこっちも早くケリをつけないかしら?。」
政樹「言われなくてもそうするさ、こんな状況がいつまでも続くわけ無いだろ。」
さっきから僕はかなり焦りを感じている、目の前にいる彼女は一見しただけでは判らないがかなりの猛者だ。
僕に残された手は一つしかない、しかもそれはかなり部の悪いかけでしかなかった。
偉い人が言っていた、一流の将軍をひっかけるには二流以下の策が有効だと。
だからといって打開策が浮かぶわけがない、どーしよー、僕はまだ死にたくない。
もう、ヤケクソだあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!
僕は目の前の敵めがけ猛然とダッシュした、当然の如く彼女は刀を振り下ろしてきたが僕は上にジャンプして回避するとそのまま僕は彼女の脳天に頭突きを叩きこんだ。
これで気絶しなかったら僕はあの世行き確定だ、しかし僕のマイナス思考は何ら意味を成さないでくれたようだ、なぜなら彼女の頭の上には星がくるくる廻っていた。
正樹(あー、助かったぁー。)
この時僕はこの後起こる事態に気付く事が出来なかった。
ー十数分後ー
戦闘が終結した後僕と金剛は気絶させた襲撃者たちをなぜかあった宴会場に運んでそこに寝かせた(金剛が八人僕が七人)、彼女たちは皆 軽かったから運びやすかったがそれでも疲れはするのだ。
彼女たちを寝かせた後、僕は宴会場の片隅で寝転んでいた、ここまで碌に休んでいなかったので僕の体はすぐに眠りについた。
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