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ステルス巡洋艦「天龍」試験航海記 前篇 

大変お待たせしました。

これはとある巡洋艦の試験航海記録の一部である。


side井口

−大八洲帝国乾燥船渠−


この日、山本司令長官を初めとする大八洲帝国海軍一同は緊張のただ中にいた。


その中でも私、井口麻子大佐以下の「天龍」乗組員が一番緊張していた。何故ならば「天龍」は総統閣下が設計された最新鋭のステルス高速巡洋艦であるだけでなく、我が大八洲帝国で建造された最初の艦艇なのである、今日から行われる試験航海の為に「天龍」を旗艦とした特設艦隊が編制された。


第一特設艦隊(旗艦「天龍」(司令直衛艦隊旗艦兼任)艦隊司令官:井口麻子大佐(「天龍」艦長兼任)


司令直衛艦隊    

ステルス高速巡洋艦「天龍」:艦長 井口麻子大佐、副長 茅野沙織中佐

暁型駆逐艦

「暁」「響」「雷」「電」

支援艦隊

多目的情報収集艦

「ウラル」(「天龍」の各種データ収集の為大改装を実施)

スカイ・ドラゴン型訓練支援艦二隻

「スカイ・ドラゴン」「ブラック・パート」

以下数隻


そうこうしている間に総統閣下が登壇された。

sideout


side政樹


今日は我が大八洲帝国において初めて建造されたステルス高速巡洋艦「天龍」の試験航海の開始日だ、今回の試験航海で集めた各種データは今後の建造及び作戦立案の為に役立てられる。

さて読者諸氏におかれては井口大佐が艦隊司令官を務めるに当たって階級的に問題が有るのではないかと考える事と思うがこれに関しては前例の無い事なので多少の無理は仕方がない。


長々と話したがそろそろ挨拶をする事にした。

「我が大八洲帝国海軍将兵諸君、本日はステルス高速巡洋艦「天龍」の試験航海の開始日である。」


ここで一呼吸おく。


「言うまでもないが「天龍」は大八洲帝国初の純国産艦艇である、この試験航海の結果は今後の作戦に影響を及ぼす、たが決して無理はするな。」

そう、大八洲帝国海軍の巡洋艦が「天龍」一隻しか無い状況で「天龍」を失う事は何がなんでも避けたい。(この時点で二番艦「龍田」三番艦「球磨」四番艦「多磨」建造中、五〜八番艦は第一特設艦隊の帰還後に建造開始予定)「最後になるが、井口司令官以下第一特設艦隊の無事の帰還を待つ、以上だ」


sideout


side山本

ここからは私の仕事だ。

「第一特設艦隊は直ちに出撃せよ。」


私の命令の後、第一特設艦隊の全員がそれぞれの艦に乗り込み出撃していった。


sideout


後編へ続く。

この前後編の投稿に当たり前話を一部書き換えます。

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