今夜の気分は、魔女っころん
転田ころん、556の顔を持つ女だよん。55だとダメなのは、カレー界隈の圧力と転田ころんの魔力と魅力で、沢山ころんのお顔が集まるかもしれん件。
「⋯⋯というわけで、今日のあたしは、魔女っころん。誰が何と言おうと魔女っころん♪」
ころんの使命は、マホーの壺を親友のここみんに売りつけるのよん。
「えへへ〜、ウヒハ〜今日もとんがり帽子がいい感じじゃん」
読者のココロの声によるところ、魔女っころんの話し方がへん? それは個性だから許したもう、アーメン。
ころんをもて遊びすぎだと、ご本尊が叫んでますねん。ねんねんコロリ〜、これ以上はアカバンアンケン。
「え〜、え〜ワレワレはマホービン。えっへん、うっふん、あっはん⋯⋯うん、全然大丈夫よん」
発声大事、トラブル発生は知らん。
ここみんを騙し転がしマホーの壺を、今年最下高値で売りつけるのよん。
うっきうきでスキップしながら、マホーの壺を放り投げて遊ぶ、ころんがゴロン。
ガシャーーーン!!
「いやん、イタン?!」
ブッチダノンの殻に躓いたころんが、イタンの神の呪いで地面神とチューしたとたん⋯⋯マホーとマジックで書かれた百均の花瓶が美しい弧を描いて、やはり地面の神とチューしてオワコン。
「期限まで地面と何回チューさせれば気が済むんじゃ〜〜〜ん」
カメレオンが鳴らすシンバルをブチギレシンバルキックで蹴散らす魔女っころん。これはフラグがフラメンコを踊るサイン。
「いかん、いかん。冷静にならねばいかん」
いかん法のマホーで、遺憾にも冷静さを取り戻すころん。
しかし、賢いここみんから大金せしめるには、またマホーをかけ直さないといけません。
「いや──まだだ、たかがメインの花瓶が割れただけよん!」
魔女っころんは不屈の闘志で地面師パイソンを血祭りにあげ、国家権力機構から感謝祭にて報奨金をもらいちょ〜ゴキゲン。
報奨金の袋の中身は中抜きされまくり、残されたのはたった一枚のしぇんえん。ボクは死んでも、あたしは泣きません。強いぞ、魔女っころん。
「────これなら絶対割れん」
報奨金を中抜されても泣かない前向きポジティブ魔人の魔女っころんは、握りしめた千円で土管のプラ模型を買って、残りは飴ちゃんたくさんゲットよん☆
「おっとっと、忘れちゃいけないマホービン」
キュキュッとマジックで書いて、完成した穴の空いた土管の花瓶。
「あれっ、売りつけるのマホーの花瓶だったかしらん?でも大事なのは中身だから大丈夫だよん」
どうせ買わざるを得ないのが、魔女っころんのマホーの瓶。
ピンポ〜ン、ビンボ〜ン♪
白い悪魔の御屋敷に住む、魔法少女ここみん。
なぞなぞな屋敷からお腹を空かせて泣きながら現れたのは、カレーまみれの魔法少女ここみん。
白い悪魔がビックリしてひっくり返したカレーの鍋をかぶり、鍋のフタの盾に、おたまの棍棒で、訪問販売を撃退準備万全。
「あ、飴ちゃん食べるん?」
ここみんの厳重な警戒体制に、下手に出ざるを得なくなった魔女っころん。悔しいけど、カレー塗れのここみんのハグはごめんカルダモン。
どたまのてっぺんのマホーのお団子から、百均で買った有効期限の切れた飴ちゃんから先に取り出し、ピーゴロのおまじないをかける我らが魔女っころん。
────ピッカ〜ン!!
さすころ〜〜〜ぶすっとさすころ〜〜っと、脳内の民衆等が崇め褒め称えるも、空気を読まない事で表彰されし魔法少女ここみんの、カレー鍋の兜の下から目が光る────キラリンキラリンギンギラギン。
「ピッカ〜ンじゃないん?」
腹を空かせた饅頭魔獣の方がマシだよ〜っと、渋々お団子から腐ったみかんに模したカレーパンを渡す魔女っころん。
魔女っころんの脳内ファンの叫びが聞こえる────第1ラウンド、勝者ここみん!
「やるわね、ここみん」
「ふっ、あなたもね、ころん」
親しき仲にも礼儀ありの精神。でも二人はライバルであり、天空のお花畑で|励まし合うデンジャーバトン。
「今日はね、素敵なマホーの壺を売りに来たから買ってよ、ここみん」
「よしっ、買わん」
「残念だよ、ここみん。でもね、このマホーだけはかわせないよん♪」
ニッコリ笑う魔女っころんが取り出したのは、抱えきれないほどの缶。
「こ、これはズルいよ魔女っころん!」
マホーの団子頭から取り出され、タワーに積まれた幻のチューハイの缶。たくさんのチューを積まれては、断り切れないここみん。
「わかった、私の負けよ魔女っころん」
第2ラウンドはあたしの勝ちとほくそ笑む魔女っころん。マホーの壺はとっても高く売れたけれど、代償は高くついて心の涙を流す魔女っころん。
「くっ、売るもの売ったし今日は引き分けにしてあげるわ、ここみん」
「あらあらもう帰るの、ころん」
カレーまみれにされた頭を洗うために早く帰りたくて、高笑いしながら悔し涙を飲み込む魔女っころん。
トボトボと寂しそうに歩く帰り道、ドナドーナッツの歌が流れて地団駄を踏んで悔しがる魔女っころん。
「呼ばれて転んでジャジャ馬じゃーん」
彼女を愛する地面神のおっさんが呼んでないのに現れて、ころんの帰り道に路傍の石ころをプレゼン。転んで再び熱烈歓迎の熱いキッスをプレゼントされて、心折れかける魔女っころん。
「でも⋯⋯負けないよ、ころん。だって魔女っころんだもん」
泣き面に蜂でも諦めない⋯⋯失恋神に愛されし子の願いが宿るのは腐ったみかんに模したカレーパン。先の先を読むライバル同士、魔女っころんは負け戦から腐毒のマホーで一発逆転。
「腹がー、腹がぁーーガンガンして止まらん!!」
腹の中をグルングルンぶん回し、滝のような汗を流すここみん。
「おのれ〜謀ったわね、ころん。わたしの腹の内を狙うとはやるじゃん」
さすがは魔女っころんのライバルここみん。果てしなく続くととても面倒なので、痛み分けの見事なハピエン。
二人の戦いはまだまだ終わらん⋯⋯。
◇
企画主のコロン様より、FAを描いていただきました。ありがとうございました。
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楽しい企画の場と、お読みいただきありがとうございました。