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エピローグ:わたしであること
かつて、“てつ”だった自分は、もうどこにもいなかった。けれど、“てつ”がいたから、“美由紀”はここにいる。
SMの世界で自分を解放し、恋をして、嫉妬し、壊れそうになって、それでも前に進んだ。
これは「女装子の物語」ではない。
これは――ひとりの人間が、“わたしであること”を許され、愛された物語だった。
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わたしの初作品お読みいただきありがとうございました。ずいぶんと昔のことなので、思い出しながら少し着色した内容になりました。もう少し考えをまとめて続編書いていきますので、またお時間ありましたらお付き合いください。




