追伸編 JUNK。
JUNK。
『存在意義』
何故、自分は此処に居るのだろう。
きっと、誰しもが一度は考えたであろう事。
しかし、その答えを見出せた者は、そう多いものなのだろうか。
答えは、断じて否。
私は考え続けた。
何年も、何年も、毎夜、毎夜、機械の様に。
ただ、ひたすら。
そうして、やっと答えが出た。
それは、思っていたよりもずっと。
単純で。
身近で。
ただ、脆いだけのものだった。
私は、ずっと一人だった。
これからも、一人だろう。
信じず、頼らず、心を開かず。
そうやって、変わらぬまま生きていくだろう。
これは、私の嫌悪。
私の呪詛。
私の、心。
私は血に濡れた心で、高らかに穢れた呪詛を謳う。
私の想いは、歪んだ好意。
私の想いは、清らかな憎悪。
私の想いは、醜い歓喜。
火の無い所に煙は立たぬ、されど火種は誰の物。
火の無い虚に命は立たぬ、されど虚は闇の中。
風で消ゆるは哀しき定め、されど煽れば蒼く燃ゆ。
私の願いは破滅の願い、万物の無への帰依。
私の願いは孤高の望み、全盛の虚へに吐露。
心を赦せる者など居ない。
身内は他人。
肉親こそ孤独。
死こそ親。
暗闇こそ兄弟。
自傷こそ甘美なる快楽。
唯一の遊戯。
血こそが友。
涙こそが愛。
刃にこそ心を開き。
己に傷を付けながら。
生きる罪への赦しを乞う。
愛とは偽善。
私の心を斬る。
故に、私は愛さない。
親しいほどに、私は憎む。
私が嫌うのは、平和な日常。
勘を鈍らせ、私を殺す日々。
上辺だけの友情、見た目だけの会話。
彼らは気付けない、哀れな人形。
私の慰めは、血に濡れた孤独。
死ぬ勇気のない、自分への刃。
信じれば、死ぬ。
故に、信じない。
私は孤独な至高の人形。
血に濡れた臆病な。
壊れた仔。
人は、私を『JUNK』と呼ぶ。
私はもうすぐ居なくなる。
さようなら、陳腐な世界。
追伸編『イジメレンサ―虐連鎖―』
波武由螺の手記より抜粋ー