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アリスさんはテンプレを知らない  作者: 干木津上
アリスさん、異世界へ行く
12/89

side.アレイシア 神様、アリスちゃんを知る

「か、可愛い……」


こんにちはアレイシアです。


何が可愛いのか?

当然、我等がアイドル、アリスちゃんです。


え、お前そんな感じだったかって?


いやいや、どんな感じでも良いじゃないですか。何せ私、神様ですから。


「アッハハハ!!ウヒヒヒヒヒッ!!イヒィーーヒッヒッヒ!!」


「ちょっと煩いです。可愛らしい私のアリスちゃんの可愛いらしい声が聴こえないじゃないですか」


さっきからこの神、笑いっぱなしです。

気が散るので止めて頂きたい。


「フッフフ。ッハァーー……あぁ。アレイシアってそんなキャラだったっけ」


創造神様もですか。


アリスちゃんの可愛いさの前に、キャラもへったくれもありませんよ。


「そんなことより、何ですかこのアリスちゃんの衣装!と言うか、何なんですかアリスちゃんは!天使ですか!?」


「いやそんなことよりって、そんなグイグイくる感じだったっけ?あの衣装はアリスちゃんの元いた世界の童話に出てくるキャラクターをモチーフに、僕が作ったアリスちゃん専用装備だけど」


「貴方神ですか!!グッジョブです!!」


「えぇ……いや、神だけど」


「はぁぁ……可愛いですねアリスちゃん。どんな味か気になって飲んだポーションが、美味しく無くてアイテムボックスに隠すところとか最高に可愛かったですね」


エディルアも吹っ切れたようで良かった。

これからが本当のスタートですね。


それにしてもエディルアが羨ましい。アリスちゃんをすりすりしたり、ギュッてしたり、クンクンしたり。


「ハァ……何故私は神なのでしょうか……」


「え……今度は何?哲学か何か?」


神でなければ今すぐにでもアリスちゃんに会いに行くのにっ!!

そしてあんな事やこんな事を一緒に……。


まあ、無い物ねだりしてもしょうがないですね。


私はアリスちゃんの一挙手一投足、全てをここから観るのです。

あんなアリスちゃんやこんなアリスちゃんまで……。


「うへへ……」


「僕、この少しの間で君が分からなくなったよ……」



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