↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
15/19

第15話 執行の副作用への執行

 いじめられっ子“だった”少年は、血のこびりついた石を持ち、大通りへ出た。そして、次から次へと通行人を殴り倒していく。街が悲鳴に染まる。


 中間者は唇を噛んだ。ここは自らが制裁を下さねばなるまい、そう考える。

 少年は辺りのガラスを手当たり次第に割り、人を見つけては追いかけ殴り殺している。

 考えている暇は無かった。


「タナトス、食える?」

「ククク」


承認の合図と受け取った。


「喰らえ」


 タナトスが矢のごとく飛びだし少年の腕に噛みつくと、そのままの勢いで食いちぎった。宙に飛び出したタナトスはUターンをして、次は首を掻っ切る。血が弾け飛ぶ。


 その後は滅茶苦茶だった。瞬く間に少年は原型を留めないまでに破壊された。


 中間者は首を振った。その合図を受けたタナトスは甚振るのを止め、遺体を丸呑みにすると、何事も無かったかのように中間者の下へ帰ってきた。


「人殺しだ!」


 中間者を指して叫ぶ人がいる。それも、一人ではない。無数の声が、中間者を包囲する。

 中間者はその場から走り去る。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。