表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Innocent Heart  作者: 二本針 玲
1/3

目覚め

最近のニュースを見て思いついてしまいました

彼女は目覚めた。冷たい機械の中で、マスターの手によって。彼女は目を明け周囲を確認した。知らない場所だ。

「:Question:マスター、ここは?」

彼女は尋ねる。

「おはよう、ここはCー22だ」

マスターは言った。

「:Gratitude:ありがとうございますマスター」

彼女は笑う

「唐突ですまないが、君にはあらかじめプログラムしておいた任務があるだろう、それを行ってくれ給え」

マスターはそれまでとは違う冷たい氷のような表情をして言う。

「:Identifying :少々お待ちください」

彼女は頭を抑えながらデータを確認した。

「:Found:確認しました」

彼女は伝えた。

「それではやってくれるね」

マスターは少し微笑む。

「:Yes:はい、任せてください」

彼女は笑って答えて扉の中へ入っていった。



「:Repeat:私の任務は世界に巣食う害虫の駆除」

彼女は繰り返す。そして走り出す。そして彼女はCー21のバベルの塔に辿り着く。彼女は鍵を探した。何刻かすぎて彼女は鍵を見つけ、”世界”を後にした。その内彼女は扉の前に辿り着く。



「:Execution:マスター始めます」

彼女は鍵を開け、果実を握り潰した。潰しても潰しても、何の音も立てずに害虫は死んでいく。8つほど果実潰したときに、彼女の脳に声が響いた。

「ニュース速報ニュース速報現在閣議を終えて出てきた九東上議員が突然倒れ、現在死亡が確認されました。」

「:Unknown:データに無い音声です」

彼女はそう吐き捨てまた果実を握り潰し始めた。

果実を潰すにつれ頭の中で反響する声が増えた。だが彼女は無視した。

「たった今ニュースが入ってきました収賄の疑いが掛かっていた十二崎グループの十二崎津社長が取り調べ中に亡くなりました」

彼女は自分が行っていることが正義と信じ果実を潰し続けた

「:Justice:私は正義私は正義私は正義私は正義あははははははは正義はぁぁぁぁ常にぃぃぃぃぃ正しく無ければ成らないんだぁぁぁぁぁぁ」

彼女は叫んだ。彼女は果実を潰し続けた。そして歪んで壊れ始めた。

「何をしているのだ貴様は」

後ろから声がした。彼女は構わず果実を潰し続ける。

「:Unkwonn:知らない知らない知らない知らない認識しよーとるるるうはははははいとるびぃじゃすとじゃすてぃす」

彼女は否定した。認めたくなかった。彼女が聴いた声はマスターが教えてくれた声。最重要駆逐対象九龍崎紫飛音の声。それでも彼女は救済を求めていた。

「:Help:最重要駆逐対象発見しました、駆逐します」

彼女は害虫の果実を潰した。だが害虫は動いている。

「な...で...てくれないの?しーとん?」

彼女は口を開いた

「そうか、そういうことか。残念ながら私は死なないぞ。といってもお前の神は教えてくれないだろうな。いや君は知っているはずだ、バベルの塔から鍵を奪ったときから」

彼は語る。

「'Answer'回答じまずびゅっびゅあだじばセイギだまずだぁ十五夜王冠のぉ御命令にしかぁひゅーひゅー殺ず十五夜殺ずぅぅぅぅ」

彼女は言った。いや言ったと言えるのだろうか。

「そうか」

九龍崎は言った。そして続けた。

「なら奴の居場所を...」

「九龍崎ぃぃぃぃぃぃお前もだぁぁぁぁぁぁぁ殺してやる殺してやるぅぅぅぅぅ。罪状はぁぁぁぁぁぁぁぁ

暴行および強姦そしてぇぇぇぇ殺人だぁぁぁぁぁぁ」

彼女は叫んだ。

彼女は果実を捨て彼に飛びかかる。

「わざわざ私のフィールドに来ちゃいましたねぇ❤︎うふふふふ」

彼女はナイフを振り下ろす。それを彼は躱す。

「リライト起動」

彼は呟く。次の瞬間彼女の腹に黒い突起物が生まれたそこから小さな赤い立方体が噴き出る。

「力が...抜ける...」

「再起動ー復元フェイズに移行ー全ロック解除」

突起物から声がする。彼女の記憶が上書きされていく、いや復元されていく。




「あなたは誰?」

彼女は尋ねた。

「私の名は十五夜王冠」

十五夜は言った。

「私のことはマスターと呼べ、生きたいのならばな」

彼女は何か言おうとしたが、言えなかった。前から一人の女性が走ってきたからだ。だが何故か誰も何もしようとしない。

「もう無理耐えられないよう」

彼女は泣きながら走った。だが十五夜は何もしようとしない。次の瞬間彼女の首が爆発した。首を失った体からは紅いものが噴水のように噴き出ている。

「助け...ゴブッ...」

女はそれだけ言い残し動かなくなった。

どーもフィルタリングに怒っている二本針玲です。なぜ繋がらない。

何とか回避はしたのでお気になさらずに。

よろしければ感想、評価等お願いします!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ