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06.ドラゴンとの熱い戦い?

ミニ人物紹介

謎チート主人公 クウヤ

ヒロイン候補の美少女エルフ アイナ

勘違い美男子エルフ オルテ

今回敵役ドラゴン  黒竜

翌日、とうとうドラゴンが生息すると言う森の奥のほうに着いた

正直、アイナとオルテ任せなので現在位置は分ってはいなかった

この森で2人とはぐれる事は死に直結する事は言わなくても分るだろう


そういえば俺のレベルは、まだ1だった

道中、魔物を倒したかったのだがオルテの野郎

わざとなのか天然なのか、魔物を発見すると同時に弓で瞬殺・・・


「お嬢に何かあっては大変だ」


そう言ってましたよ・・・


仕方なくレベル1のままでドラゴンと戦うはめになりそうです.



『GUGYAAAAA---』


異質な叫び声?鳴き声がその場を威圧する

周囲を見渡してもその声の主であろうモノの姿はない


「ド、ドラゴンのテリトリーに入りましたぁ」


アイナは震える小さな声で恐ろしい報告をしてきた

先程の恐ろしい鳴き声はドラゴンの警告音?見たいなもの

これで立去ればよし、もしこの奥へ来るならば覚悟しろという事らしい


オルテの方を見ると膝がガクプルだった

エルフのトップレベルでもコレなのか

ドラゴンまじやばいな


「さぁ、行こうか」


そんな事を言っても見たが足は前には進まなかった。


『GUGYAAAAA---』


もう一度先程の声が響き渡る!


「おい、ハーフエルフ。ドラゴンに敵視されたぞ」


逃げるという選択肢はこの時消えた・・・


________________________



やぶれかぶれで奥へと進む、前門の虎、後門の狼ならぬ前も後ろもドラゴンか・・・

アイナとオルテも恐る恐る付き従い奥へと進む


どの位歩いただろうか、前方に何やら黒い山が見えた


「あれは黒竜ですね、ドラゴンでは一番強い奴です」


オルテが聞きたくはなかった情報をだけを教えてくれる事に、感謝は出来なかった


山が動く、どの位大きいだろうか、本当に小山かと思ってましたから

てか村長達よく立ち向かって行って死人が出なかったな・・・



『GURUGURYLALAAAAーーーー』


例えれないほどの咆哮が響き渡る

小山は信じれないスピードで起き上がり、こちらへ向かってきた


「キャッ」


アイナが木の根に足を取られ転んでしまう

俺は、アイナを抱きかかえながらも横へ飛びドラゴンの突進から身を避けた

木々が薙ぎ倒されて、そこには道が出来ているほどだ


ドラゴンは向きを変え口を大きく開ける

俺の危険を表す何かが早鐘を打った

その直後ドラゴンの口から闇のブレスが全てを灼き尽くした



着ていた服はボロボロになり、殆ど残っていなかったが幸い怪我はない

しかし、頼みの綱であった村長に借りてきたドラゴンスレイヤーなる剣は無残な事に、剣の刃が溶けてしまっている・・・


説明しよう!ドラゴンスレイヤーとは、ドラゴンに有効なダメージを与える

ドラゴン特化型の剣の事である!!

そして、俺は正直この剣に頼り切っていたのであーる



この時点で全ての可能性はゼロとなった・・・


『ああ、こんな所で終わるのか・・・』


現実逃避をしている間にもドラゴンは容赦がなかった


「キャーー」


狙いを俺からアイナに変え、襲い掛かる

俺は、自分でも吃驚するほどに速く、アイナを襲いに行くドラゴンに組み付いた


手にはドラゴンスレイヤーの柄だけ、服は破れほぼ裸。これだけ聞けば危ない奴にしか見えないね


「うおりゃぁぁーー俺のモンに手出すな!!」


なんかこう言う方がカッコイイじゃないっすか

どうせここで終わる命ですから・・・


俺は手に持つ剣の柄でドラゴンを殴りつけた、とりあえずいっぱい

すると、どうやらドラゴンが嫌がる様に体を振り出す


『今のうちに、逃げるんだアイナーー』


俺は声に出すと力が抜け、振り落とされるかもしれないため

目でアイナに合図する!!


「俺のモノだなんて・・・ポッ」


腰を抜かしながらも頬をピンクに染め微笑んでいた

あいつ何やってんだと思いながらも、声には出せず時間を稼ぐ

オルテが、気付きアイナを抱えこの場を離れるのが見えた

残念美男子エルフが初めて役に立ったと思える瞬間だった



離されまいとドラゴンの背にロデオの要領で抱きつきながらも

ドラゴンが振り解こうとする力を利用しながらドラゴンを乗りこなす


ドラゴンが疲れてきたのか、振り解こうとする力が弱まってきた

そのチャンスを逃さず、剣の柄でパンチ!!


振り解く⇒疲れる⇒俺パンチする⇒振り解く⇒疲れる⇒俺パンチする⇒

・・・・・・・・・

結構な時間繰り返した、端から見ればかっこ悪い勝ち方かも知れないが

現場では命がけなんです・・・レベルも1なんでそこは許して欲しい


大きな音をたててドラゴンが倒れた、俺はイソイソとドラゴンの背中から下り

そしてドラゴンにほぼ柄しかないドラゴンスレイヤーの剣を振り下ろしたのだった



「クウヤすごいよー」


避難していたアイナとオルテが手を振り近づいてきた


「どうやって倒したの?わぁーー」


アイナのキラキラした瞳が痛い・・・

まさか、あんなかっこ悪い勝ち方で勝ったなんて言えませんでした


「ハーフエルフ・・・なかなか・・・やるな」


オルテからの株も少し上がっていた





「所でどうやって倒したのだ?今後の参考にするから教えてくれ」


「殴ってりゃそのうちやっつけれるよ!!」


「殴るのか、エルフには無理そうだな残念だ・・・」

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