悪夢
こんにちわ素人ですがよろしくお願いいたします
夜。
俺は塾が終わり、友達から解放され家路に着いていた頃だった。
いつもの街角を曲がり、いつもの自動販売機。いつも点滅している電灯、いつも猫が…いない。
いつもの田んぼに近づきチッチッチという。
『ガサガサガサガサ』
「お」
やっぱりいるんじゃねぇか。ここはいつもじゃないがもういいや。よかったぁいつものようにモフモフできる。
バッグからいつものコンビニで買ったいつもの缶詰を取り出し、パカッと開ける。
(思えばこの缶を買い始めたのは5か月前、店のポップで猫に優しい低カロリーと書いていたのでk〔ry)
そして、猫が近づく…まさにその時だった。
「だめえええええええええええええ!!!!」
「はぁ?!?!」
ドスゥゥンと音がして土煙が舞った。そしてその真ん中に……恋愛嫌いな俺でもそう思うしかない美少女が立っていた。
少女の髪は赤く、カールしていた。
「そこから離れろ!!」
そう言った途端、
『きしゃあああああああああああ!!』
と甲高い鳴き声が聞こえ、こちらに影が飛んできた。
「うわああああああああ!!!」
思春期を過ぎただんせ……いや俺の情けない声が響く。
そして次はガキィィンと鋭い音が響いた。
「対恋愛獣用装備杖型!!!」
少女が持つ…杖のようなものは黒く輝き赤く染まっている、何色とも言えないが……明るい色ではない。確実に。
少女の髪は黒く、ショートヘアーだった。な…髪が変わっている?!
『きしゃああああああああああああ?!?!』
「私か?私は世界(W)リア獣(L)対抗(O)軍(A)軍隊長、色髪縁愛だ!貴様を確保しに来た!」
と蛇に向かっていう。というか何一人で話しているんだ。若干だが、痛いぞ
『きしゃあああああああ!!!!』
「大丈夫だ!何も悪いことはしない!約束しよう!」
『きっしゃあああああああああああああああああああああああ!!!!』
ん?何故だろう。信用できるかあああああって聞こえた気がする。
「しかたないな…これはしたくなかったんだが……」
パァァァと紋章が浮かび、恋、友、親と書かれた紋章中の恋という文字が大きくなる
「あぁ…私だ討伐しそっちに届けるまっていろ」
と無線機らしきものに言うそして電源を切る。
「悪いなここで討伐するしかならない状況になってしまったようだ」
『きっしゃあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!』
何を馬鹿なこと言っている。そんなことが出来るはずないだろう。その頭をここで噛みちぎってくれるわっ!!…ね。
「神…ラファエラよ我の眼前の卑しい獣に断罪を与えたまえ!!!!」
そう言うと少女の前に……血のついた断頭台が現れた。そして襲ってきていた化物は断頭台で…ビチャ!!という音と共に肉塊に変わった。
※※※※※
何か、夢を見た気がする。
ピピピ、という目覚まし時計の音を聞きながら、寝起きの時間をぼんやりと過ごす。
俺の一日はいつも、起きる前に見ていた夢について思いを馳せる事から始まる。
楽しい夢も、嬉しい夢も、怖い夢も、悲しい夢も。
寝起きの時間はまだ夢の残滓が残っていて、それを思い出す事が出来る。
その独特の感覚が好きだ。
━━悲しく、暗い夢だった気がする。
俺は夢の中でどんな冒険をしただろうか。どんな体験をしただろうか。何を思い、何を想い、何を感じ、何を観じたのだろうか。
喜び、怒り、哀しみ、楽しんだだろうか。
もはや届かない、戻りたいと願っても戻れない、そんな世界の事を考えるのが俺は好きだ。
━━だが、
「お兄ちゃーん!いつもいつも目覚まし鳴ってるでしょー!?止めて降りてきなよー!!」
いつもこんな声によって、それは打ち切られる。
「━━おー!」
残酷な世界への思考を止め、下の━━恐らくはリビングから響いたであろう声に返事をする。
目覚まし時計の頭をぶっ叩き、ピピピ、とずっと鳴っていた音を止める。
こうして、俺の朝は始まる。
ベッドから起き上がり、毛布とシーツを畳み、窓を開ける。
ひゅう、と少し冷たい、秋から冬へ移る季節の風が吹く。
「━━うし、」
一声気合、目を覚ます。
部屋のドアを開け、廊下へ出る。
丁度そのタイミングで、
「お兄ちゃんーご飯できてるよー早くおいでよー」
もう起きてる事は分かっているからか、先程よりも幾分か張りが抑えられた妹の声が聞こえてくる。
それへの返事はいつもより気持ち大きくした足音で返す。
階段に差し掛かったところで香る朝ごはんのそれはいつもどおりトーストとハムエッグか。
「おはよー」
とんとんと足音を立てながら挨拶を下へ送ると、「おはよー」と帰る声が二つ。
母のものと妹のもの。父は俺の顔が見えてからいつも挨拶をする。
※※※※※※
「おはよー」
学校に登校し、教室内に入ると既に登校していた他の奴らから挨拶が来る。それに応じつつ、椅子に座ると、いつもつるんでる奴らが近寄ってくる。
「おは」
そいつらに挨拶をしながら、今日の授業の日程を思い出す。
「今日は地理あるぞ、あと英語」
「あー、あったなぁ……めんどくせーなぁ」
友人の一人が置き勉してない教科を言い、それにいつもの返し文句を言う。
「月、水、金は外れだよなー」
「なー」
他の友人達が話しているのを聞きながら適当に相槌を打つ。
「そういやさ━━」
「━━あぁ、あれな、あれはさ……」
「ほぃ、チャイムなるぞー」
会話の途中で担任が入ってきて、着席を促す。
「ぇー、先生、まだっすよー」
「良いから早く座れー」
━━ここまでが、俺の日常。
日常、のはずだった(・)。
「今日は、転入生がきてるぞー…ちなみに美少女だ。」
にやりと担任がはにかみ、教室中が沸く。
「うおおおおおおおおおおお!!!」
「しゃああああああああああああああああああ!!!!」
俺の友人もその一人だ。ああ…帰りたい。
「はい、こっち入ってきてー」
「はい。」
「?」
俺はそんな声に違和感を感じた。明るい。そんな声の中に暗く、悲しい気持ちが微かだが入っている。
「こんにちは!色髪縁愛です!よろしくお願いします♬」
色髪縁愛ね……男子うぜぇ!!!黙れ!
「じゃあそこの席に座ってくれるかな?」
担任は俺の隣…は空いてないので事前に用意していた一番後ろの席を指差す。
「よろしく~」
「よろしくお願いします!」
と周りの人と挨拶し合う中、チラッチラッとこちらを見ている。何故なんだろうか。
※※※※※
授業が全て終わり、いつも友人と帰らなければならない時間がやって来る。だが、今日は違った。
友達は何故か先に帰っていた。
「…帰るか。」
若干寂しい気もしながら、教室を出…
「なぁ」
「…誰?」
俺は少しだけ、少しだけだがビビった。
後ろに居たのは縁愛だった。
「何?どったの転校生?」
「お前……覚えてないのか」
「はぁ?」
思い出すもなにも今日出会ったばかりじゃ…いや知っている。
あの時の…夢?
「色髪縁愛…聞き覚えはないか?」
「夢…いや、昨日の夜か…」
「やはり覚えているんだな」
「ああ…曖昧だがな」
やはりそうだったか。昨日化物に襲われて…
「あの化物は何だったんだ。」
「あれはリア獣…関係に恵まれていない者の嫉妬や怨念で形成された生物だ」
リア獣…つまり非リア充がリア充に嫉妬して作られた化物ってことか
「で、お前は何なんだ」
「昨日も言った気がするが……まあいい詳しく教えてやろう。」
「人類は二年前、実は発生したリア充に襲われが世界の7分の1が失われた。
私は発生した地域の中学生だった。
両親は喰われ、貪られ、骨の髄までしゃぶられるという状況になった。襲われる…そんな時だった。
私が宝物にしていたネックレスが赤く輝き化物を飲み込んだ。そして…消えていった。
それ以来リア獣をちぎっては投げちぎっては投げるということを繰り返した。
そして人類がいる地域を探していると…軍事施設があった。それが、私の所属している
世界(W)リア獣(L)対抗(O)軍(A)だ。」
「それはわかったが、お前は人の質問を無視するんだな。つまりお前は何なんだ。」
「そうだな…人との関係を忌み嫌い、世界を粛清しようとする者…とでも言っておこう」
わけわからん。
「最後にもう一つ」
「?」
「なぜお前は朝とキャラが違う…」
……沈黙……そして、
「はっはっはっは!!!」
「なんで笑うんだよ!!」
「ヒィヒィ…すまんすまん。だがそれには答えたくないな…キーワードとしていうなら嘘というべきかな?」
「はぁ?」
「答えた代わりに…約束を聞いてもらおう」
「あぁいいぞ」
「お前が…世界の非リア充をリア充に変えてみろ。」
……はぁ………
――新しい日常は――退屈をしなさそうだ――
いやー自分で言うのもなんですが意味わかんなかったですね。
ラルですよろしくお願いします。
次の作者様すいませんww繋げにくくなりすぎましたww
まぁ頑張っていい作品を仕上げてください(むちゃぶり
では読者様ありがとうございました