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談笑と飲酒の仕方

「よーし。じゃあとりあえず」

『カンパーイ』

「・・・っかー! やっぱりビールはうめぇな!」

「仕事帰りの一杯はたまりませんねー」

「僕久しぶりに居酒屋来ました」

「私もです」

「高津先生は居酒屋ってゆーかお酒はよく飲むの?」

「それなりに飲めますけど、ビールとかチューハイとか甘いお酒とかしか飲めませんね。強いお酒はちょっと・・・」

「いやーやっぱり高津先生はそうでなくちゃ。だって高津先生が日本酒とか浴びるように飲んでたら、イメージ丸崩れですもんね!」

「秋山先生と伊藤先生はよくお酒飲むんですか?」

「俺はそれなりに飲むかなー。晩酌とかは日課」

「僕は食事の時に缶ビールを時々開けるぐらい。うちは妻がいるから、家計にうるさくて」

「伊藤先生は結婚してるんですもんね。奥さんいるのってどうなんですか?」

「んー・・・僕のところは恋愛結婚だし、今もそこそこ幸せだからどうとかはないかな。子どもも可愛いし」

「お子さんいくつですか?」

「今3歳。すごい可愛いよ。写真見る? っていっても携帯で撮ったやつだけど」

「もちろん見ますー」

「・・・ってうわっ! かわいいー!」

「目元とか似てますね」

「ホント? よく妻のほうに似てるって言われるんだよね」

「・・・秋山先生」

「・・・なんだよ」

「・・・今『高津先生のほうが可愛いわー』とか思ってませんでした?」

「・・・なんでわかったんだよ」

「顔に書いてるんですよ」

「こうちょっと酒が入ってほんのり赤くなった感じがいいんじゃないか。お前にはまだわからないかなぁ」

「2人で内緒話ですかー?」

「いやいや。なんでもないですよ」

「そうそう。高津先生がかわいいなーっていう話をしてただけだって」

「ちょっ!」

「ホントですか? ありがとうございますー。ウフフー。お世辞でも嬉しいですよー」

「いやいや。今日は高津先生を連れてきて正解だ! いつもよりも酒が美味い! あっ! すみませーん! ビール1つ!」

「あ、もう1つお願いします」

「伊藤先生・・・飲みますね」

「秋山先生こそ・・・」

「「グフフフ」」

「・・・なにしてるんですか」



~1時間後~



「だからね。最近の子らはめんどくさがりなやつが多過ぎるんだよ。体育でちょっとサボるのがかっこいいとか思っちゃってるんだから、キリないっての」

「あーわかりますね。僕も国語の教科書読んでる時なんか、一気に何人かが机に伏せ始めます。でもそれを注意出来ない僕も悪いんですけどね」

「そこは注意しなきゃダメでしょ。伊藤先生は甘すぎるんだよ。もっとガツガツ行くときは行かないとー」

「分かってはいるんですけどねぇ


「その預かってるっていう子とは、どういう関係なんですか?」

「あー・・・単純に親戚ですね」

「その子の写真とか撮ってないんですか? 見てみたいなー」

「そういえば撮ったことなかったなぁ・・・今度撮ってくるんで、それでもいいですか?」

「あっ、全然大丈夫です。楽しみに待ってます」



~さらに20分後~



「高津先生ってどうして彼氏いないの?」

「どうしてって言われても・・・どうしてなんですかね?」

「あっ、じゃあどんな人がタイプ?」

「んーそれなりに真面目で優しい人が好きです。自分の中にまっすぐ『コレ!』っていうのを持ってる人がいいですね」

「どうどう? 俺なんかどう?」

「アハハハー」

「ハハハー」


「えっ、武田先生もサッカー好きなの?」

「僕球技全般を見るのが好きなんですよ。んで、一番はサッカーって感じですね」

「この間の日本代表の試合見た?」

「見ました見ました! 本田のスルーパスからの岡崎の飛び出しがよかったですよね!」

「そうそう! あれが出来るから岡崎好きなんだよなー」

「でもあれは香川がサイドに開いてスペース開けてたから通ったと思うんですよ」

「ハットトリックを決めた男をフリーにできないよね」

「ですよね」



~そして20分後~



「さてと。そろそろ帰るか。武田先生もそろそろ時間だろ?」

「そーですね」

「じゃあえっと1人・・・」

「いいっていいって。今日は俺が誘ったんだから俺が出すよ」

「4人分ですよ? 大丈夫っすか?」

「バカ。ちょっとはカッコつけさせろっての」

「・・・無理しないでくださいよ?」

「独身の財力なめんな」

「ホントにいいんですか?」

「僕も少し出しましょうか?」

「大丈夫だって。ほら行った行った」

「じゃあお言葉に甘えて」

「なんかありがとうございます」



『ごちそうさまでした』

「楽しい時間はプライスレスって言うだろ?」

「ちょっと古いですけどね」

「ハハハ。細かいことはいいんだよ。えーっと、俺はJRだからこっちだわ」

「あ、僕もJRなので秋山先生とこっちです」

「武田先生は地下鉄だもんな。高津先生は?」

「私は・・・地下鉄です」

「そうかそうか。じゃあ今日はここで解散だな」

「じゃあまた明日」

「おつかれさまでしたー」

「おつかれさまです。ごちそうさまでした」

「おう。おつかれー」

ここまで読んでいただきありがとうございます。

感想とか書いていただけると嬉しいです。


今作初の会話のみの形式でお送りしました。

正親と伊藤先生の違いがわかりにくいですねw

一応特徴が出るように書いてみましたが、わかりにくい場合は、脳内変換していただけると嬉しいです。


次回もお楽しみに!

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