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仲良し夫婦は転生しても一緒

不定期に1000文字程度で更新予定

「生まれ変わってもずっと一緒が……いいな」

「……もちろん! 絶対一緒だから安心して!」

「ふふ、じゃあ……安心……だ」

 清潔感のある白い部屋、ベッドで寝ている老婆とその手を握り泣く老人。


─────────────────

「へんな夢……なんて懐かしいんだろ」

 瓦礫の隙間でまるまっていた猫は大きくあくびをすると今見た夢を改めて思い出しながら懐かしさを感じていた。すると、目の前に小さな小さな少女が突然現れた。

 目算10cmほどの背丈の少女は起き上がると目を見つめて口を開いた。

「あれ? アオくん? なんで大きな猫ちゃんになってるの?」

「え? リンちゃん?」

 分かる!魂が叫んでる!見た目が違っても分かる!目の前の妖精みたいな少女は夢で見た大切な妻だ!


「わーい!また一緒だー!」

少女は目の前の宙をヒュンヒュン周回しながら飛んで喜んでいた。


比喩じゃなくて本当に妖精だ…。まあ、私も猫らしいし恐らく地球外の星か異世界か…まあ一緒みたいなものか。


気付けば少女は鼻の頭をペシペシしてきた。

「ねーねー! こっちにね! 美味しい水たまりあったよ!」

「ええ!? 水たまり飲んだの!? ワイルドすぎない!?」

「いや、なんかね。綺麗でちょっと光ってて飲めるかなー? って思ってたらなんか目の前に説明出てきてん! 飲めるって! そしたらめっちゃ美味しかった!」

「んー綺麗そうな川の水でもそのままだとお腹壊したりするんだけど、んーなんか特殊な能力とかなのかな? あ、せっかくだしお決まりのあれやっておく?」

「たしかに! やろやろ!」


「「ステータスオープン!」」

声高々に宣言すると目の前に説明がスッと出てきた。

「「ほんとに出た!?」」


【個体名称∶アオくん】

【種族∶猫ちゃん妖精】

【保有能力∶ソウルイーター】


この種族名の猫ちゃんは、リンちゃんのネーミングだな…としたら初観測的な話しか?


「そっちはどうだった?」

「ねえ、あたしのこと食いしん坊って思ってる?」

「そりゃあ、まあ」


【個体名称∶リンちゃん】

【種族∶食いしん坊妖精】

【保有能力∶食物鑑定、レシピ推算】

名前は名前ランキングから拝借しました。最近の名前ってなんかシンプルで良いですね。

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