Turnstile / Glow On
2010年に結成されたという、USAはバルチモアをメインに活動するハードコアバンド、Turnstileが2021年にリリースしていたサードアルバムです!リリースは名門Roadrunner Recordsから!
いやー、これはガチでカッコいいです!
これまでのReaperからのEPとアルバムはメロディックでキャッチーな部分を出しつつも、比較的ストレートでメタリックなNYHC/Oldschool Hardcoreを基調にしたサウンドを出していましたが、完全にネクストレベルに達したかのようなアルバムになってます!(過去作はReaperからのStep 2〜とNonstop〜しか聞いた事ないですが)
バックグラウンドには90年代のMadballから2010年代のBacktrackまでのグルーヴィーでタフなNYHCサウンドや、80年代のYouth Of TodayやJudgeのようなメタリックながらもストレートなオールドスクールサウンドという、これまでのハードコアがあるのですが、その骨組みとなっているハードコアな部分に様々な音楽的要素をブレンドして、最早ハードコアという一言では表現出来なくなってますね。あえてジャンルで言うなら80's〜90's NYHC+ポスト・ハードコア+オルタナロックってところでしょうか?
上記のようなバンド以外にも、Quicksandのようなポスト・ハードコア的なところも聞かせてくれたり、リバーブを効かせたギターでドリーミーな雰囲気の曲があったりと、一筋縄ではいきません!前々作のアルバムである『Nonstop Feeling』を更に進化/深化させハードコアの枠をぶち破ったような感じですね。
1曲目の始まりのポップなSEで「!?」ってなり、そこからグルーヴィーなイントロが始まり、TS節なハードコアソングで幕を開けます。しかしそこから曲やリフによってストレートなハードコアソングだったり、叙情的でオルタナっぽかったりと、なかなか色々な面を聞かせてくれる多彩さで飽きさせません!ボーカルもキャッチーなメロディを伸びやかに歌うような感じがかなり増えてますし。
そして中にはまるでThe SmithからThe Cureなんかまでを思わせるような楽曲もあったりして、これがまたたまらないです!
全体的にドラムがうまいグルーヴを作って曲を引っ張るのが多い感じしますね。カウベル的サウンドは、なんかちょっと笑ってしまいそうなとこもありますがw
ハードコアといっても、これはかなり聴く人を選ばないと思うので、ロック好きなら一度聴いてみてほしいです。ジャケも可愛くて誰もが手に取りやすそうですし。
ただ個人的には『Stress』のようなシンガロングパートとモッシュパート盛り盛りにした、思い切りストレートなハードコアソングも一曲くらいは聴きたかったかな、っていうのはありますね。しかし名盤なのは間違いナシ!
余談ですが以前にレビューしたZuluのボーカルもインタビューで、この作品についてポジティブなコメントをしてました。




