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もう一度だけ恋がしたい  作者: 東風
9/10

平凡な会話なのに、何でこんなに楽しいんだろう。自然と笑顔になっている私がいた。

彼との会話は決してユーモア溢れるものではなかった。

いたって平凡なやり取りだったし、たまに話が噛み合わなかったりした。

若い頃の私だったらつまらない時間に思ってしまったかもしれない。


なのに今は、何でこんなに楽しいんだろう。

気の利いた言葉の一つも出てこない会話。でも話の内容云々ではなく、純粋に彼との時間を楽しんでる。


答えに詰まる時の顔。

「普通です」という口ぐせ。

すっごく早食いなところ。


私しかまだ知らない彼。

自然と笑顔になっている私がいた。



会社に戻ると長谷川さんが帰ってきていた。


「明日の営業先の資料を一緒に作ろう。」


明日は一緒に行っちゃうのかな。

この2ヶ月、毎日会社で会えていたのに、明日はいないと思うと、なんだかとても寂しかった。

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