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もう一度だけ恋がしたい  作者: 東風
3/10

段々と見えてきた3人の性格。ただ観察するのが面白かっただけなのに、いつの間にか一人を目で追っていた。

新人研修の間、3人との接点はあまりなかったが、仕事への取組方や教わる姿勢を観察していると、キャラクターの違いが面白いほど分かってきた。


サッカー少年の将輝は、いつも笑顔だった。すれ違うときは目を見て挨拶するし、話し声は明るくオフィス内に響きわたる。


野球少年の隼人は新入社員とは思えない落ち着きぶり。緊張しているのか、いまだに笑顔を見たことがない。


文学少年の裕也は表情が読めない。癖なのか、少し斜めに傾いた顔から覗かせる細い目は、人を寄せ付けない雰囲気を醸し出していた。


今年の新人くんはバランスがよい。

人事部の知子が、内定を出したときに言っていたことを思い出した。

知子とは同期中途入社で、こどもの年齢も近かったからすぐに仲良くなれた。会社の同僚とも、ママ友とも違う感覚。昔から知っているようなすごく近いものをお互い感じていた。

こどもが中学生になってからは、二人で飲みにもよく行っていた。

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