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もう一度だけ恋がしたい  作者: 東風
2/10

まさかこれが、神様がくれたチャンスだなんて思いもしなかった。私はこのあと望み通り恋に落ちる‥

神様へのお願いも薄れかけてきた4月。

新入社員の男の子が3人入社した。


「下手したら息子だよねー」

ちょっとだけ年上の貴子さんが呟いた。

「確かに産めちゃいますね!」

初々しい3人を見て、私達はちょっと複雑な気持ちになった。


三人三様。そんな言葉がぴったりくる3人だった。

一人はとても人懐っこいサッカー少年。

一人は真面目さがだだ漏れてくる野球少年。

一人はどこか危険な匂いがする文学少年。


「誰がうちのグループに来るかな?」

「誰がいいですか??」

新人君の見定めは私達ベテランの楽しみでもあった。

「昨年入った子は保たなかったからねー」

貴子さんのグループの子は半年で辞めてしまったのだった。

「最近の子は根性ないからさ」


私達の時代は根性論が先にたっていた。

でも、営業職には向き不向きがある。

どんな仕事であってもそうかもしれないが、できないと思ったら早めに他の職に移るのが本人にとっても会社にとっても合理的なことなのかもしれない。

私は3人ができないという気持ちを乗り越えて、前向きに進んでくれることを願った。

この気持ちはすでに母だよね。。心のなかで自虐的に笑いながら。

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