1/14
冒頭 デーヴァシア
それは魔法の世界が壊れる前の時代。
勇者と魔王が御伽噺の存在となった時代。
ある日突然、夜空が光り輝いた。
光は世界を覆い尽くしそれが三日三晩続き、多くの人々はその光輝く光景に魅力された。
やがて輝いた夜空は終わりを迎え、そして天から災厄が堕ちた。
災厄は大地を削り、森を消し去り、大津波が起き、ありとあらゆる災害を引き起こした。
更に空を覆い尽くす程の巨大な災厄がやって来た。
神に祈っていた人類は絶望し諦観した。
しかし奇跡が起きたのだ。
突然と無数の光が巨大な災厄を包み込み、砕け、小さく無数に別れて光と共に消えていったのだ。
災厄から数日、死に絶えた大地に絶望しつつ、人々は復興を取り掛かった。
再建する途中である人工物を見つけた。
人型起動兵器「ドール」
全長16m～20m、重量60tからなる巨大な兵器。
人類はその兵器を解析し、運用する事によって復興を大いに活躍することになった。
その後、人類は宇宙船やナノマシンを発見し、科学という概念を理解する。
次第にこの世界は魔法と科学を混ざり合って発展、いや再誕する事になる。
再誕した世界には、たくましく生きる人々の姿があった。
災いが呼び起こした謎と、再生した広大な緑と水、そして危険に溢れた未知なる物と生物。
それでも人々は新たな世界を歩み進んでいる。
再誕の世界「デーヴァシア」へと
