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44階

夕方の薄暗い時間。

集められた5人家族がいた。

気づけば隣の人の顔も確認できるかできないかの薄暗いエレベーター。見えるのは一階一階上がっていく数字。


タキシードを着た紳士なおじさんが薄暗い中にこにこしている。


「おめでとうございます。」


どうやらこの家族はこのビルになにかの当選で来たらしい。


随分長いエレベーター家族は特に何も喋らない。


………チーン


着いたようだ。エレベーターが着いたのは44階。ドアが開く


開いた先は眩しく直視できない。


慣れてくるとビルの中のはずが周りを見渡すと真っ白な雪景色。タキシードの紳士のおじさんが言う。


「楽しんできてください」


そこでやっと家族の1人下の男の子が口を開く。


「雪だー!初めてみたよ!!」


そんな男の子の微笑ましい姿をその子のお父さんとお母さんはずっと見てる。


子供は男の子が1人。女の子が1人。

もう1人はおばあちゃんだ。


お父さんが口を開く。


「ここが44階からの世界か」


なにやら意味深な言葉だ。


この物語を夢で見ている私にとっては

なんだか不気味に感じた。


そこからというもの、お父さんとお母さんとおばあちゃんはでてこない。


姉弟が2人でこの世界でお父さん達を探す物語だ。


雪の中に村をみつけた2人。

見たことのないダチョウと孔雀を混ぜたような生物に乗り、村人達から情報を集め村をでたところでこの夢は終わった。


この夢はいつもより長く濃く感じたものだ。まるで映画を観ているような気分の夢だった。


この物語に足すものがあるとすればきっと

家族全員が最後再会し


「楽しかった」


とタキシードの紳士なおじさんに

伝えたでしょう。

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