forever-blood
現在よりずっと未来…平和な国は生き地獄と化していた。
「死なせてくれ…」
人々は口々にこう言う。彼らは何故死を求めるのか?何故なら…
彼らは歳を取ることも死ぬこともできないのだ。
それは「修羅」と名乗るテロ組織により生み出された、『|不老不死麻薬《forever-blood》』が、国に散蒔かれたからだ。15歳以上,以下のものは『不老不死麻薬』が散蒔かれる直前に抹消され、15歳のもの1000人のみが残された。そしてその中でももっとも身体能力の高く、頭脳が優れているもの5人が首都にある部屋に集められ「修羅」のものたちに鉛筆、シャーペン、定規と言った、文房具を渡された…。そして、「修羅」のものは言った。
「それで傷つけ合え。」
これで…?
来海龍叶は手に持っている鉛筆を見つめていた。
これじゃ鼻鉛筆くらいしか出来ないじゃないか…。
そんな漫画の中でしか見たことのないような事できるはず無いなと考えながらも無駄にいい頭はフル回転して考え続ける。そのとき「修羅」の1人が言った。
「それを額に近づけ武器になるよう念じろ。」
龍叶は言われたとおり念じた。
武器になれ…。僕を守り、戦える武器に…。
定規で人を傷つけるだぁ?
高校サッカー日本代表守秋斗は定規をペン回しするかのようにクルクルと回していた。
「修羅」の奴ら…何考えてんだよ…。
「それを額に近づけ武器になるよう念じろ。」
秋斗は半信半疑ながら定規を額に近づけた。
これが武器になれば「修羅」が倒せるんじゃ…?強くなりてぇ…。
なんで?傷つけ合う?意味わかんないんだけど?
モデルとして人気の香沢麻友は好きな色が選べる4色ボールペンを見回して考えていた。
でもなんか楽しそ…。
「それを額に近づけ武器になるよう念じろ。」
誰よりも速く額に近づけ念じ始めた。
うちを楽しませて!
傷つけ合うなんて…私には出来ない…。
委員長と渾名が付くほど真面目な古野浦由希乃は消しゴムを握り締め、目に涙を浮かべた。
でも…周りの人たちがその気だったら私が傷つく…!
「それを額に近づけ武器になるよう念じろ。」
握り締めたまま、額に近づけた。
私を…周りの人を守って…!
これがアメリカ軍が一瞬でで完全敗北したっていう「|文具兵器《stationery-weapon》」か…。
日本最大の学習塾「STUDY」の模試で未だ300点中300点以外取ったことがない大蔵飛翔はカッターを見ていた。
周りの奴らはしょぼい武器ばっかりだな。
周りを見回し額の前で鋏を翳した。
「それを額に近づけ武器になるよう念じろ。」
俺はいつだって1番じゃなきゃならねぇんだ…。
全員が額の前に「文具兵器」を翳した瞬間、持っていた文房具が浮かび上がり輝いた。
そして、ある者は剣にある者は盾になり彼らの手に戻った。
「これが…僕の武器…?」
~インタビューコーナー~
作者(以下漣)「はい、こんにちは。漣叶夢ですぜ。よろしくひゃっほぃ。
えー今日はこの物語の一応主人公である、来海龍叶くんどぇす!」
龍叶(以下龍)「いやぁ、相変わらず変なとこで終わらすな。漣叶は」
漣「うるせwwwお前ブサキャラにすんぞw」
龍「意味わかんないしwイケメンじゃこらw」
漣「いやwショタショタやないかwwwとりあえずスク水着ようかハアハア」
龍「連叶が壊れたところでまた2話でお会いしましょ~バイバイ
ってちょ!おま!ズボン脱がすn((ry」