63/192
小さな楽園
密な。
木々の隙間は。
真昼でも、暗いから。
太陽好きの草花は。
森から、這い出して。
斜め上を目指し。
道にかかって、
伸びている。
蝶は。
アスファルトから飛び立ち。
花に、留まる。
鳥たちは。
道の真ん中で、
頭を、寄せ合っている。
人が、
通っても。
通らなくても。
きみらには、
関係なく、
楽園。
見えない、
暗い雲が、
渦巻くような時も。
きみらは、楽園にいる。
今のために。
長い冬を越えた。
小さい、きみらの。
限りある楽園を、
失くしてしまうような。
そんな時代には、
ならないといい。
373 m(_ _)m 39




