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蜻蛉の王様





もう。

雲まで。

のぼるつもりか。

おにやんま。


ふた粒の真珠の目は。

緑の葉や青い空を映して、

染まっている。 


丁寧に編み上げられて、

糊をきかせた羽。


まっすぐな長い尻尾は、

金糸を節々に巻いて。

虎とは逆の色配分。



じっと動かずに、

留まっている。


飛ぶかと放てば、

落ちるように、

地面に降り立つ。


掴んだ羽は、まだ硬く。

よれそうもない。


どこも破れていないなら。

ブローチみたいになるのは、

まだ早い。


もういちど。

風が来たなら、

飛び立てる。


宝石みたいな、

蜻蛉の王様。






            373 m(_ _)m 39

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