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かたかけのはし
日差し
十二分に明るく
姿無ければ
きみ
こいし
無いほど
こいし
きみが
飛ぶと聞く
高みに留まると聞く
遠く離れて
なお
こいし
ゆけない
片掛けの橋
そちらから渡り
ちかく
欄干に留まり
上りくる風に
羽揺らす
姿を
明けて。
青い窓を開ければ、
雨が降る。
思念ばかりの、
映像の無い夢は、
ひどく脆くて。
たちまち。
音に紛れて。
流れて行く。
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373 m(_ _)m 39




