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街
星なんか要らん。
言いそうな、
街。
星影なんか、
とっくの昔に、
追い払い。
ひと街いっぱい、
煌びやかに輝いて。
天まで色付けする。
そんな中だって。
消えやしない、
暗がりに。
見上げる、
誰か。
消えてしまった家路を、
思うのかもしれない。
自分のように微かだと、
笑うのかもしれない。
いずれにしても。
不可欠な。
瞬く星。
要らんと、
ひと街が言ったところで。
無くなるわけがあるかと。
暗闇の向こうで。
優しい目をして。
可笑しそうに、笑っている。
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